俺が欲しいマウンテンバイク2022
今年も欲しいMTBを羅列する季節がやって参りました。が、なんだか今年は選びにくい。だってものがないんだもの。いままでは「金と場所さえあれば欲しい」だったのが、今年は「金も場所もあっても買えない」わけで。正直いまひとつ力が入らない…まさに画餅
ロード、MTB、シクロクロスとフルジャンルのバイクを所有できている幸せを実感中。まぁでも新しいのは欲しいんだけど。
e-MTB部門
日本で買うならスペシャライドのLEVO一択なのだが、あれやこれやがあってあんまり買いたくない。商売としてまっとうだとは思うけど、ほんのりとEvilなにおいがする。
それはともかく、e-MTB乗るならとにかく軽いのが欲しい。というわけで国内海外を問わず軽いものを中心にピックアップ。
BH iLYNX Trail
国内未導入。PUはボッシュ、150mmトラベル、29インチホイールとそつがない。何より最上位グレードで17kg台と、LEVOより軽いのがいい。メーカーとしても打倒LEVOを掲げて開発するだろうし、こういう優位性を訴えられるポイントがあるのはでかい。E-MTBはハンドルとかに付いているモニター(なんていうの?)が邪魔くさいなと思っていたのだが、これはGarminと接続してそっちに表示させるらしい。おっ、なかなか考えてるな。実はカラバリがかなり多いのも好印象。
ハードテール部門
パフォーマンスの観点ではカーボンフルサスしか勝たん!という状況なわけで。ハードテールの生き残る道はないかというと、、、趣味性全開の金属フレームならニッチがあるのではないか。バリバリ走るというよりもツーリングやバイク&キャンプみたいな、グラベルバイクとの近接が進んだカテゴリ横断型バイク。コンペティションではない個性全開なファニーなバイクが気になる。ロードやBMXもそうだけど、金属フレームは道楽。
Stif Squatch
チェーンステイの穴開け処理や、薄く潰されたシートステイ、シートチューブのアウトバテッド処理など、良く見ると細部にこだわりが詰まってて見てて飽きない。64°のヘッドアングルや80mmBBドロップなど、ジオメトリーもモダン。Mでリーチ460mmとかなり長めに見えるのでどちらかというとハードテールエンデューロバイクかな?これぞハードコアUKバイク!という佇まいで非常によろしい。SquatchというのはUMAである「ビッグフット」の異名みたいだ。もしかしてYETIへのオマージュがあるのかも。
CHUMBA Sendero Titanium
マットなチタンフレームに3Dプリントで造形された小物類。これはかっこいい。チタンなのにシングルスピードフレームという割り切りも良い。リーチ410mm(M)とちょっと控えめなサイズ感なので、下りをガンガン攻めるというよりはグラベルライドやプレイバイク的な遊び方を想定しているのだろうか。こういうのが部屋にあると酒が進むw
Sour Bicycles Pasta party
すげーアグリーなヘッドチューブが良い。どこから見ても配水管w。クランプタイプのエキセントリックBBや一体型のシートクランプなど、全体的に遊び心があふれてる。ジオメトリーはリーチ431mm、HA69°(M)とややコンサバで、トレイル遊び+XC的な使い方を想定?
Ritchey Ultra Team Edition
一度は乗りたいリッチー。特にトリコロールカラーフレームはリッチーの十八番!かっこいい(というか90年代に青春を過ごした人はかっこいいと思うように刷り込まれている)。ジオメトリーがどうとかそういうの抜き。魔法とまで呼ばれたリッチーロジックフレームに乗ってみたいんだ!昔は高く感じたが、いまのハイエンドカーボンに比べれば価格もリーズナブルに感じる。どんなパーツを合わせるか考えるだけでご飯3杯いける。
フルサス部門
パフォーマンスを追求するならカーボンフルサス一択なわけですよ。ガチで走るならこのカテゴリしかない。いまならダウンカントリーか、グリーンシーズンにゲレンデガツガツ走るやつエンデューロバイクかどっちかが欲しい。ここはもろ「道具」なので、ぶっ壊す前提の中華で良いかってなりがち。
TOPCARBON TCSF046
・リーチ430mm、スタック609mm、WB1126mm、HA68°(17.5サイズ)
・前110mm、後120mmストローク
・BBはねじ切りBSA
・リアサスはフレックスピボット
いい感じのダウンカントリー!既にOEMでもLexonやTrinxで採用事例がある。今王滝バイクを組むならこれにしたい。
Carbonda FM1002
・リーチ457mm、スタック619mm、WB1239mm、HA64.5°(Mサイズ)
前後150mmのエンデューロフレーム。ジオメトリーも良い感じ。こういうのでががっとグリーンシーズンのゲレンデを走りたい。こういう安いフレームはやばいときに安心して(?)放り投げられる。
Ghost LECTOR FS
www.ghost-bikes.com
・リーチ453mm、スタック575mm、WB1161mm、HA68°(Sサイズ)
・リーチ489mm、スタック601mm、WB1214mm、HA68°(Mサイズ)
クロカンバイクなのだが、かなり異色の設計。今となっては珍しいVPPを採用、オリンピックではコンプレッション構造ホイールを履いていたりとかなり癖が強い。Sでもリーチ453mmとすごく長いです。。。東京オリンピックで走ってた黒×オレンジがめっちゃカッコ良かった。建機っぽいというか(ほんとはオランダナショナルカラーだと思う)、現場感あってぐっと来た。
SIMPLON Cirex SL
・リーチ446mm、スタック608mm、WB1164mm、HA67.4°(Mサイズ)
いわゆるLUXっぽいスタイルなんだけどwebサイトがカッコよくてこっちに惹かれる。中華カーボンに塗装したような手抜きバイクではなくて自社でしっかり開発してる印象。良いなこれ。SIMPLONは新UCI対応のエアロロードフレームを出してちょっと話題になってたメーカー。
パーツアッセンブル違いでXC版とDC版があるのもちゃんと分かってる。
SCOTT Spark RC
https://www.scott-sports.com/us/en/spark-rcwww.scott-sports.com
・リーチ441mm、スタック602mm、WB1159mm、HA67.2°(Mサイズ)
オリンピック男子XC、最多出場のSCOTT。近未来感がもりもりでかっこいい。Rユニットが見えないだけで一気にかっこよくなる。カッコ良くなるというか士郎正宗みがあるというか。メンテナンス性は良くないと思うのだがダストシーリング性能を重視した?
まとめ
こうやって書いてて気づいたんだけど、俺が今年欲しいのは
・力こそパワー!軽量フルサスe-MTB
・若旦那道楽趣味系金属ハードテール
・使い捨て上等高コスパ中華カーボンフルサス
の3つに集約されそうだ。このカテゴリでそれぞれ1台づつ持ってると満足度高いかもしれない(笑)
とはいえ、実際いま在庫がちゃんとあって買えるのは中華くらいなんだよなぁ。。。来年には選びがいのある状況に戻っていて欲しい。。。
それでは皆様良いお年を。
俺が欲しいマウンテンバイク 2020 - Plover Cycles Blog
俺が欲しいマウンテンバイク 2021 - Plover Cycles Blog
2021年ベストライド、ベストバイ
今年の後半は特に緊急事態宣言が明けたこともあり、積極的にライドに出かけた。なんだかんだ買い物も割としてる。年末なので、いちおう棚卸的にベストライドとベストバイを上げておこう。
ベストライド
1. 北富士グラベル、関東ラスボストレイル
2. 箱根グラベル
3. タカハシダイキMTBクリニック
4. 足柄グラベル
5. 【次点】美ヶ原高原ツーリング
1位は甲乙つけがたく2つ。ありきたりだが「最高」の一言。
ベストライドのうち3つがグラベルライド。やはりグラベルしか勝たんな。というか、「車の通らない道をみんなでダラダラ話しながら走る」のが良いのであって、そういう道って結局、都市の辺縁(汀)にあって未舗装路が多いだけなんだよね。そういう意味では舗装の有無は重要ではないのかも。ぜんぶ車で1時間くらいで行ける範囲。関東近郊にこれだけ楽しいエリアがあるとは思ってもいなかった。
3位のMTBクリニックは学びが多く、まだまだ自分には伸びしろがあるぜ!と思えた。スキルの棚卸とでもいうか。どうしても年齢を重ねると振り返りが出来なくなるし。お茶畑シクロクロス練習もそうだが、スクーリングはチャンスがあったら積極的に受けたい。
5位はエントリーを上げてないけど良かったやつ。2021年で数少ないロードサイクリング。
ベストバイ
1. Canyon Inflite SL6
2. Thinkrider X5 neo
3. LYNE HOLY RAIL DUAL CAGE KIT
4. ケルヒャーOC3
5. 【次点】SDG ベルエア カモ
やっぱ油圧ディスクブレーキですよ!な1位。シクロクロスレースでも最高順位(パーセント)で走れたし、グラベルライドでも安心して下りを走れた。ベストライドのうち3つはインフライトで走ったものだし、こいつのおかげで走りの幅が激増した。
2位のスマートトレーナーはやはり買ってよかったアイテム。たまに「実走とローラーとどちらが良いか」みたいな議論を見かけるが、時間効率を考えるとローラー一択だろう。実走に関してはトレーニング理論が完成していて、逆に言えば効率はほとんど上がらないが、ローラーはデジタル技術の進歩に合わせてまだまだ良くなる余地がある。家でフィジカルトレーニングをしっかりして外ではスキルトレーニングなりレクリエーションなり使い分けられるのも大きい。外を走るときにトレーニングしなきゃ、と思うことが減り、風景や道中のチームメイトとのダベりを楽しめるようになった。そういう意味ではベストライドとベストバイは相互に関わり合っている。
3位は良い買い物なのだが、使う予定だったSDA王滝が…。そして来年2022年は9月だけらしい。活躍の場は先になりそう。
4位はシクロクロスやMTBでの洗車がかなりイージーになったので。5位はエントリーを上げていないが、パッドが厚くケツが痛くならない良いサドル。ビブを使わないトレイルライドの必需品。やはりロングセラーにはそれなりの理由があるな。
このベスト◎◎は人のを見てても楽しいので他の人も上げてくれると嬉しい。
関東ラスボストレイル20211209
チームメイトの手引きで関東近郊の某トレイルへ。MTBでの2021年最高のライド
天候 晴れ
気温 最低-4°、最高8℃
アプローチ
1000m近く登ってトレイルヘッドまでアプローチ。舗装メインでそこまでストレスなし。登ってる途中、ENSのAカテゴリーを走るチームメイトの知合いとたまたま出会い、下りをアテンドしてもらった。ご縁があった。
下り
出色は下り。稼いだ1000mを一気に駆け下りる。体感的には15%のダウンヒルがずっと続く感じ。スキー場の上級コースとか、富士のあざみラインとかそういう斜度。どんどんスピードが乗って目が追い付かない。内容も、直滑降、ガレ場、ドロップ、落ち葉のオフキャンバー、つづら折り、バームとバリエーションが多彩。最高に怖楽しい。気温は朝はマイナスで霜柱が3~5㎝ほど。ざくざくでグリップするのだが結構怖い。おかげでタイヤは一切汚れずに降りてこれた。
そしてAクラスライダー速すぎwww
「ゆっくり行きますよ~」なペースで先行してくれるのだが、付いていくのがやっと。いい勉強になりました。GPXデータはあるからはじめての二人でも大丈夫かなって思ったけど、初見殺しポイントが複数あって、アテンダーがいないとやばかった。これはご縁があったわ。
動画だとこんな感じ
youtu.be
機材
いつものFM936。SAINTのキャリパー+F180mm、R160mmのブレーキローターを付けているのだが、それでは制動力不足を感じるほど。ふじてんですらそこまで感じなかったのに。。。チームメイトはエンデューロバイクだったが、DHバイクでも良いよねって言ってた。なんだこの下りのえぐさ…まさにラスボス級。
シューズはいつもトレイルで使ってる5.10フリーライダー+シマノXTペダルだったのだが、ガレがひどい箇所は足元が不安定だった。SPD、それもクリートを踵寄りに取り付けられるエンデューロシューズがあると良いかもしれない。シマノシューズだとクリートがつま先寄り過ぎてコントロールしにくそう。
この辺のやつ試してみようかな
s.click.aliexpress.com
あとはプロテクション。里山を走るときは基本ヘルメット着用のみなのだが、ここは速度域が高くてマージンが薄い走り方を結構する。追加でモトパン+スネ用のプロテクター必要かな。本音を言えばフルフェイスとネックブレースも着けたい。
見晴らしポイントが無いのもあってハイカーがほとんどいない。素晴らしい。この日はぜんぶでMTBer15名くらい見かけた。少ないときは2,3名ってことなんで賑わってた模様。
1本走ってヘロヘロ。慣れている人は2本こなすらしい。それ超人だよ。
アクセス
横浜から1時間程度でこれるのでアクセスは申し分なし。ここがあれば長野まで行く必要は無いかもとすら。長野はキャンプや風景といったオプションがもちろん楽しいのだが、ライドの濃さはここの方が上だ。
ZTTO 11速カセットスプロケット11-50T
中華カセット第三弾
購入の経緯
手持ちカセットの摩耗
今まで使っていた中華カセット11-50tの摩耗が激しくなってきた。非常に軽量で気に入っていたのだが、ロー側4枚がアルミの削り出しで、割とすぐ痛んでしまった。今は歯が1つ飛んだりして形も丸くなってきている。摩耗したとは言え、ローから1枚落とすときに上手くいかないくらいで、あとはちゃんと変速するのはなかなかと言えるのだが。ちなみに走行距離は1000㎞前後。お世辞にもコスパが良いとは言えない。
シマノもXTR以外はスチール材でカセットを作ってるし、やはりスチールしか勝たん!ということなのか。
購入したもの
カセット 11-50t 11速
11-13-15-18-21-24-28-32-36-42-50
ブランド ZTTO
フリー シマノHG
重量 391g(実測)
素材 スチール系
価格 1万円ちょっと
カラー シルバー
ja.aliexpress.com
素材、構造および重量
素材はスチール。ロー側1枚を除いた10枚部分がモノブロック。この構造は歩留まりが非常に悪いはずなんだがすごいな。ぱっと見は非常に良くできた印象を受ける。
重量は391g(実測)。現行XTR9100のカセットが367g(10-51t)、XT8100が470g(10-51t)なのでなかなかなのでは?
ワンピース構造なので取付はスポッとラクチン。
インプレッション
まぁ何は無くとも変速性能大事。メンテナンススタンドの上での変速も割とスムーズ。ついでに近所のちょっとしたシングルトラックに持ち込んだがそこでも問題なく使えた。前使ってたアルミのやつよりいいかもしれないな。ちなみにRDはシマノSLX(7100系)、チェーンはKMC、シフターは11速時代のSRAM NX…とミックスしている。
youtu.be
耐久性
不明。アルミの倍、2000㎞くらいもってくれるとありがたい。
まとめ
今回は当たりの匂いw
モノブロックで所有している喜び?もあるしソツなく変速してくれる良カセット。これで1万円というのはプライスパフォーマンス相当良いと思う。シマノHGフリーの延命措置に困っている人(自分だ)にはぴったり。
【閑話】
NOVATECから自社ハブ用のマイクロスプライン対応のフリーが発売になってた。えー、それならNOVATECのハブで組めば良かったわ…新しい規格は嫌いじゃないけど、スモールパーツの交換で新規格に対応できるというのは好感持てる。次のホイールはノバテックハブで組もう。
s.click.aliexpress.com
イギリスの通行権とMTB文化
先日エントリーを上げた「なぜイギリスはMTB大国なのか」がオルタナティブバイシクルズの北澤氏に取り上げられ、多くの人の目に留まったようだ。おかげで貴重なコメントが集まった。本エントリーではその辺を整理して、イギリスのMTB文化の背景に迫りたい。
ヒントになったのはこのツイート
MTBがなぜ英国で盛り上がっているのかは、例の白書でも触れていたけど、「通行権」という地主にとっては悪夢のような法律があるのですが、このおかげでジェレミー・クラークソンは美しい郊外の草原をボロいクルマで走り倒しても逮捕されない🤦
— TKC Productions (@tkcproductions) 2021年9月5日
MTBがなぜ英国で盛り上がっているのかは、例の白書でも触れていたけど、「通行権」という地主にとっては悪夢のような法律があるのですが、このおかげでジェレミー・クラークソンは美しい郊外の草原をボロいクルマで走り倒しても逮捕されない
通行権 is 何?
イギリスの通行権(つうこうけん。right of way)とは、イギリスで行われている公共の権利の1種。国有地・私有地の別なく、対象となる土地を突っ切って公衆が通行することが認められる権利。ただし、通行が許可されるのは、その権利の行使が認められた特定の通路のみ。これは、昔からその土地が公衆の通路として使われてきて、現在も通路として使われているのであれば、誰もが自由にそこを引き続き使用し、通り抜ける権利があるという考えに基づくもので、誰もが享受できてしかるべき基本的な権利であると捉えられている。
パブリック・フットパス 主に徒歩
パブリック・ブライドルウェイ 徒歩・馬・自転車
バイウェイ・オープン・トゥー・オール・トラフィック すべての交通手段
right of wayが通行権という権利で、これに基づいて走行が認められている道がFootpathということかな。
Footpathsがどんなもんか
www.google.com
美しすぎるでしょ。こんなん近所にあったら毎週サイクリングするわ。
ただ舗装していないしお世辞にも走りやすいとは思えないので、ハードテールのMTBか、今ならグラベルバイクがぴったりなんではないだろうか。
ではこのFoofpath、どの程度の距離があるかというと。FootpathMap.co.ukでは英国内のFootpathの地図が公開されている。
footpathmap.co.uk
140,000 miles of footpaths in the UK(約22万㎞)
20,000 miles of bridleways in the UK(約32,000㎞)
16,000 miles of National Cycle Network(約25,000㎞)
Footpathトータルで約28万km近く。どの程度自転車が走れるかは分からないが相当な距離だ。しかも地図を見るとイギリス全土を網の目のようにカバーしていて、都市部以外の人にとってはかなり親しみがあるのではないだろうか。
CX仲間が渡英経験が豊富で、ちょっとインタビューしてみた。
Q:先生、イギリスはright of wayのおかげでMTBカルチャーが盛んなんですか?TKC氏はそのようにツイートしてましたが。
A:先生でもイギリス通でもないですが・・・。イギリスは何度も行ったことがあります、TKC氏とはバーミンガムで一度会ったことがあるかな?right of way とは彼らしい見解ですね。この権利を拡大解釈してダージャン用のダートトレイル異常なほどたくさん造られてますからね。確かにイギリスMTB文化の一端を担っていると思います。ただそれだけでなくその他にも多くの要因があります。ここで書くと長くなっちゃって皆さん興味ないと思うので次にお会いした時にでもお話し出来ればと♪
イギリス人にトレイル行こうぜ!って言われて里山トレイルみたいなのをイメージしてたらダージャントレイルの飛ばないと死ぬキャニオンばっかりだったので、イギリスはお勧めしません。イングランドよりスコットランドの方がまだ良いかな?ということでウィスラーの方が良いと思う。もっと近いならオーストラリアのケアンズ良いですよ
ふむふむ。ケアンズ…ウィスラー…それも気になるが、そうかイギリスはダージャントレイルが多いのか
More Dirtというトレイル情報のポータルサイトで見ると、ダージャントレイルで100以上、パンプトラックも100以上登録されている。なるほど多い…
www.moredirt.com
次に日英の自転車市場規模と保有台数も比較してみたい。
市場規模 |
自転車保有台数 |
|
---|---|---|
日本 |
2100億円 |
6870万台 |
英国 |
3000億円 |
2300万台 |
【リンク】
UK cycling market set to be worth £2.2 billion by end of 2020 - Business - BikeBiz
コロナ禍でも絶好調の自転車販売、市場規模は2100億円超で過去最高を更新|@DIME アットダイム
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/bicycle-up/06pdf/02.pdf
イギリスの方が市場規模は大きく、そして保有台数は少ない。比較的高単価のスポーツバイクが多く走っていると思って良さそうだ。ママチャリのような日常の脚としてのポジションではなく、サイクリングユース。
ちなみに、冒頭触れられている「例の白書」というのは「マウンテンバイカーズ白書」のこと。確かに海外のトレイル事例紹介のページに、通行権に関して記載があった。イギリスのMTB人口は(ちょっとだけ乗るだけの人も含めて)3600万人もいると記載があって驚愕。英国の自転車保有台数は2,300万台のはずなんだが…360万人の間違いかな?ちょっとここは要調査。
以上のことから分かること
①イギリスにはFootpathと呼ばれる、公共に開かれた私道(のようなもの)がある
Footpathの背景にはright of way(通行権)という法的権利がある
right of wayを逆手に取り、FootpathをMTBトレイルに改造するケースが非常に多い
②イギリスの自転車保有台数は日本より少ないが、単価が高く、市場規模も大きい
よって、イギリスは日本よりも高単価のスポーツバイクマーケットが大きいと推定される
③マーケットが巨大なためその裾野も広く、小規模バイクメーカーが参入/維持できるニッチが一定存在する
ということか。
なるほど。イギリスがMTB大国である理由のひとつが明らかになった気がする。もちろんインタビューした先生のコメントにある通り、英国MTB文化を支える要因はこれ一つに限らず、複数の要因が相互に働きながら成立させているのだろうとは思うが。
要はフィールドが多ければそこにカルチャーが生まれる、という割と当たり前のことなのかも。
イギリス、行ったことはないが調べていて楽しかった。
ぜひいちどこのFootpathを走ってみたい。ダージャンの練習しておかないとなw
長野某トレイル20211120~21
今回も来ました長野某トレイル!1年ぶり3回目。
2021年11月20日(土)~21日(日)
天候は両日ともに晴れ、最低1度、最高17度
メンバーは全部で12人
ライド
今回は未参加のチームメイトも誘ったこともあり、どちらかというとアテンダーポジでみんなを案内。今回はスイーパーを務める。ゆっくり走ると、景色を眺める余裕も出るし前回は気付かなかったルートセッターの意図を感じたりしてそれはそれで学びがある。ローカルライダーの手が随所に入っていてきっちり管理されているなぁと再実感。
ルートは適度に難しく相変わらず楽しいトレイル!季節的に落ち葉フカフカなのがまた…最高!
道の駅で配布しているトレイルマップも更新されていた。以前のバージョンと異なり、マップの曲がり角等の写真が載っている。トレイルヘッドの看板などと併せ、こういう細かな気配りもありがたい。
人数が12人と多かったため、2つのグループに分かれて走ったのだが、自分たちとは別のグループに71歳のライダーが参加。元ダウンヒラーでめっちゃやばかったらしい。俺もあと20年は現役で走れる?
駐車場でソロの人と挨拶したら同じ関東組と分かり、そのままジョインして一緒に走った。こういうの楽しいよね。
DAY1:②⇒③⇒①⇒⑤
DAY2:④⇒⑥⇒⑦
合計7本。TSS208。
バイク
Speciarized Epic×2(29)
Speciarized StampJumper(29)
Speciarized LEVO×2(29)
Cannondale Jekyl(29)
Giant Anthem(27.5)
Canyon LUX×2(29)
Carbonda FM936(29)
Carbonda FM909(29)
KONA HeiHei(29)
XC、ダウンカントリー、AM、エンデューロと割とまんべんなく。ここはパンチのある登りが多いのでXCかダウンカントリー寄りのバイクが良いと思う。電動がとうとう2台(17%)。グループの登りペースがばかみたいに上がる。キツイ。
チームメイトが組んだCarbondaFM909を見せてもらう。基本的なジオメトリーは自分のFM936と同じだが、結構クロカン寄りに組んである。デフォでボトル2本積めるのは良いね。ただし、Rサスユニットと干渉してかなり取り出しにくいとのこと。あとは、Rサスの設計が違うためか印象がかなり違った。
FM936⇒リニアに最後まで動く
FM909⇒初期は良く動くが後半がプログレッシブ
この辺は好みかな?
e-MTBのLEVOを激坂の登りで少し借りたけどモリモリ登る。「登り坂を下ってる」という謎の違和感がwww
宿泊
今回は宿を取らずキャンプ場利用。7月にオープンした安曇野の小岩岳温泉オートキャンプ場を使った。
www.nap-camp.com
AC付きサイトで6人まで利用。8500円。
すぐそばの温泉旅館の新業態ということらしく、温泉を利用できるのだ!つまり風呂上り乾杯で優勝!最高。トイレも綺麗だしまだまだ混んでいないし良かった。
メンバーにガチキャンパーがいたので、安楽極楽。スノピのめっちゃでっかいテントにでっかいテーブルに火器類にダッチオーブンに薪割り斧やらなんやらにと、とにかく何でもあった。キャンプ沼、深そう…。持つべきものは友ですわ。
噂によるとトレイルをはじめた先生の宿ができるらしい?次回はそこかなぁ。
地域貢献
来たからには地元になるべくお金を落としたい。今回はキャンプだったため、どうしても設営・撤収で宿より時間が掛かってしまう。なので休憩にあまり時間をつかえず、食事は山の中で補給をかじっただけ。「かたせ」や「風のいろ」でまったりしたいなら宿に泊まる方が良さそう。その代わり、「池田町ハーブセンター」でお土産をたくさん買った。フルーツに野菜にハーブ類。ここのハーブは国産で味が絶品。ブーケガルニとローリエは複数買い。
MTB/シクロクロス洗車機!ケルヒャーOC3
先日チームメイトが購入したMOBI V-15という高圧洗浄機
自分も購入するつもりだったのだが、CX会場で見かけたバッテリー式のに惹かれてそっちを購入してみた。
ケルヒャーのOC3
機能
充電式の洗浄機
【製品特長】
洗練されたコンパクトデザイン:トリガーガンとホースは給水タンクの下にスマートに収納。 コンパクトなデザインで収納場所を選ばず、持ち運びにも便利です。
リチウムイオンバッテリー内蔵:キャンプ場やビーチなどの外出先、ベランダや浴室など家の中、マンションの駐車場の片隅など、電源のないところでも場所を気にせず洗浄できます。 1回の充電で約15分の連続使用ができます。バッテリーランプの点滅パターンでバッテリー残量や充電状況をお知らせします。
水道の約2倍の圧力で洗浄:標準のフラットジェットノズルは、扇状のフラットな水流が洗浄面に対し水圧が均一にかかるので、低圧(水道圧の約2倍)でも効率的に洗浄できます。 オプションアクセサリーのシャワーノズルは、シャワーのように柔らかな水が出るので、ペットの体や手足の洗浄などに最適です。
誰でも使えるかんたん操作:水を補給したら、スイッチを押してトリガーガンを握るだけ。面倒な準備なしで、いつでもどこでも簡単に洗浄できます。
取り外せる給水タンク:給水の際、本体ごと持ち運ぶ必要がありません。家の水道からも簡単に給水できます。
価格
Amazonで1万5千円前後
サイズ感
豪勢なおせち三段重くらい。ホースも全て本体に収納できるのでコンパクト
使用方法
充電して、スイッチ入れて、ぶしゃー!超簡単
容量と洗浄能力
タンク容量は4L、使用時間は15分(充電3時間)
4Lでちょっとした汚れなら1台分、ひどい汚れなら8L必要かな。バッテリー満タン状態から2~3台分程度は洗浄できそう。洗浄力は高圧洗浄より弱いが水道蛇口より強い感じで、自転車にはちょうど良い。
先日MTBライドしてきたので、その際に使ってみた。
【Before】
いい感じにどろどろ
【After】
ブラシ等は使わず、OC3でぶしゃーっとしただけ
なかなか良いんではないでしょうか。
洗浄能力だけで見ればMOBI V-15なんだが、かならずしも車の傍で洗車できるわけではないので、この機動性の良さはすごく良い感じ。これからMTBライドやシクロクロスで活躍してくれそうだ。