Plover Cycles Blog

ロードとMTBとシクロクロスと。

袖ケ浦チャレンジ20201212

名称 袖ケ浦チャレンジ2020
日時 2020年12月12日
天気 晴
気温 最高14℃
場所 袖ケ浦フォレスト・レースウェイ (千葉県袖ケ浦市
www.tour-de-nippon.jp

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ワンツーフィニッシュ


チームメイトが100㎞チームの部でワンツーフィニッシュ!
ソロで参加したもうひとりのチームメイトも、先頭集団でゴール!
全員怪我無くゴール出来たし、とにかくめでたい!



個人的にはポディウム未経験のチームメイトが入賞したのは大きいと思う。レースで入賞すると経験値が爆上がりする。主観だけど、完走で手に入る経験値を5とすると1位は100くらい。一度勝ちを覚えると、展開を読んだり三味線引いたり勝負時を見逃さなくなったりする。情報処理能力が上がるというか、レース中の解像度が上がるというか。チームメンバーでこの経験を持つ人が増えたのは、今後に大きなプラスになると思う。



そのチームメイトにヒアリングしたら「練習の方がきつかった」そうで、それまた良い感じw
練習の方がきついからこそ、本番で力が出せるわけで。



そういうお前はレース出てないんかいって、自分は山へ芝刈り(MTB)にw
まぁ優勝するだろうとは思ってたけど、応援行けば良かったかなぁ。。。


ソロで集団ゴールした人の動画があったので載せておきます。集団内の展開がなんとなく見えて面白い。

m.youtube.com


というわけで、幣チームではチームメイトを募集しております。(ソロで優勝しちゃうような)すごく強い人がいるわけではないのですが、楽しく勝ちを狙いに行くチームです。「俺もレースに出て勝利の美酒を味わいたいぜ」という方がいらっしゃいましたら、下記よりご応募くださいませ。よろしくお願いいたします。
www.net-menber.com


【参考】
チームに参加するメリット・デメリットって?というエントリーです。
behind-the-bar.hateblo.jp

MAXXIS IKON、REKON Race

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FM936購入して1年、その間タイヤはContinentalのCross King2.3を使用してきた。特に不満は無いしノブはまだまだ残っているのだが、気分転換がてら新しいタイヤを試してみることにした。

選んだのは、国内では高シェアのMaxxis


【スペック】
FタイヤにIKON、RタイヤにRekon race。

IKONはMAXXISのド定番XCタイヤ。SDA王滝でも使用率が高い。クロカンからマラソンまでオールマイティなタイヤ。

REKON Raceは元々あったXCタイヤREKONを、さらにハイスピードに振ったセンタースリック仕様。開発には最強XCライダー、ニノ・シューターが関わっている(実際に使っているのは今回買った2.25ではなく2.4みたいだが)。あまりFタイヤには推奨していないようだったので、今回はIKONをFとしてRekon raceはRにセットした。


MAXXIS IKON(F)
29*2.2
カラー Dark Tan
重量715g(実測) カタログ685g
3CS/EXO/TR/DTW
3種類のコンパウンド使用/耐パンクサイド/チューブレスレディ/DTWの意味は分からないがDark Tan Wallの略みたい
価格 ¥6,219
購入 アリエクスプレス
www.maxxis.com]
s.click.aliexpress.com

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Maxxis IKON 29*2.2 Darktan

https://s.click.aliexpress.com/e/_AtrXKu


MAXXIS REKON Race(R)
29.2.25
カラー Dark Tan
重量686g(実測) カタログ691g
EXO/TR/SK
耐パンクサイド/チューブレスレディ/SKの意味は分からないがSkin カラーのことみたいだ
価格 ¥5,668
購入 アリエクスプレス
www.maxxis.com
ja.aliexpress.com

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Maxxis Rekon Race 29*2.25 Darktan


【ルックス】
カラーはダークタン。ダークタンカラーは国内未発売なので、結構レア。いわゆるスキンサイドタイヤの一種。以前はサイドにゴムを張っていない、ケーシングがむき出しになっているものをタンカラーと言ったみたいだが、これはそういう色のゴムが貼ってある。なんちゃってタンカラー?
ちなみに、マキシスと言えばイエローのロゴだが、このダークタンではブラックなんであった。
タンカラーはあんまり使ってる人がいないから目立っていいね!
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【TPI】
TPIは60。IKONもREKON RaceもブラックのTPIは120なので、どうなのかな?と思ったのだけど、ダークタンの色味がカッコ良いので。。。両方使ったことがある人曰く「取付のときは若干タンカラーの方が硬い印象を受けるが、走ってしまえば違いは分からない」そうで。


【取り付け】
タイヤは簡単にハマり、ビードもすぐに上がった(タンク使用)。エア漏れも無く、好印象。さすがマキシス。ユーザーが多い≒評価されているだけのことはある。



【サイズ測定】
IKON
横幅60.5mm
縦幅78.2mm
Rakon Race
横幅58.7mm
縦幅78.7mm
内幅25mmのリムにセットしたときの実測値。広すぎず狭すぎずといったところかな。どちらのタイヤも、ノブは一番広い場所まで来ておらず、実際にグリップに使っている幅はもう少し狭い。かなり丸みの強いタイヤで、フラットな箇所ではサイドノブは使ってなさそう。転がりの良さに振っている印象を受ける。ブロックタイヤとセミスリックタイヤの中間くらいだろうか?

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IKONを取り付けたところ
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Rekon Raceを取り付けたところ

【転がり抵抗】
ローリングレジスタンスによると
Rekon Race EXO TR 31.1 Watts(1.7Bar)
Ikon 3C MaxxSpeed TLR 31.5 Watts(1.7Bar)
だそうで。参考までに今まで使っていたCross King Protection 29x2.3は32.9 Watts(1.7Bar)
とのことで、使い慣れたCross King 2.3とそこまで差は無さそう。


実際走ってみよう。


【インプレ】
最近ちょくちょく行くご近所トレイルと、茨城のふるさとの森MTBパーク、フォレストバイク、おそとまん(かすみがうらドッグラン&MTBパーク)、某トレイルでテスト。走行距離は合計で100㎞くらい。いずれもコンディションはドライ。



転がり抵抗めっちゃ軽い。舗装路でのロードノイズも少なく、走行抵抗は相当低いと感じる。ま、トレイルの登りはいつもしんどいので、トレイルでの違いは良く分からないがw
Cross King Protection 29x2.3と2Wの差というは絶対うそだと思うな。後述の通り、ノブが小さくその変形量が小さいことが走りの軽さに繋がっていると思う。


グリップ。案外悪くない。FのIKONは全く不安なし。RのRekon Raceは木の根の登りやズルズルしたきつい下りではちょいちょい滑る。スパッと滑ってコントロールを失うわけではなく、「そろそろ滑りそう…やっぱり滑った~」となる印象で、比較的癖は掴みやすい。きつい下りのヘアピンで、かつ下に砂が浮いてる、みたいのは苦手だ。具体的にはふるさとの森のドラゴンバーム、ここはかなり滑る。ふるさとの森だと、最初のつづら折りの後半とか、つづらの終わった後のシングルトラックでちょっと滑る。


形状。かなり丸みが強い。上の写真の汚れ具合を見ても分かるけど、センターノブをメインで使っているようだ。こういうタイヤ使ったことあるなぁと思ったら、BMXやストトラで良く使うストリートタイヤに似てるんだ。高圧にしてパークライドで使っても良さそうな気がする。

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ストリート定番Holy Roller

www.maxxis.com



空気圧。今まで使ってたCross Kingだと、ノブが大きいので地面の凸凹を「ノブの変形⇒タイヤ全体の変形⇒サスペンションのストローク」という順で動いて吸収しているのが感じられたのだが、IKON/REKON Raceはノブが低く「(ノブの変形)⇒タイヤ全体の変形⇒サスペンションのストローク」こんな風に、一段階飛ばしている感じ。ノブ変形というクッションが入ってないので、タイヤの空気圧の影響が割とシビアに出る。まだ適正空気圧は掴んでないが、トレイルなら1.6Bar前後だろうか?ストリートタイヤっぽく使ってみたくて、3気圧にしてパークで走ってみたが、案外好印象だった。

マッドコンディションでは使う気にはなれない。ドライであれだけ滑りやすいのだから、ウェットは無理だろう。

耐久性は長く使ってみないと分からないが、SDA王滝では定番のタイヤだし、そこまで問題なさそう。自分のような年間数百キロライダーには縁が無いだろうな。


【まとめ】
軽めの里山、林道、ハードパックのレース向きかな。つまりだいたいどこでも使える。王滝定番タイヤなのも納得。どちらかと言えばREKON RaceよりIKONの方が好印象。自分の場合はカリカリのXCレースは出ないので、前後IKONでも良かったかもしれない。
ちょっとグリップが低めなので、下りを攻めたいライダーやルーズなコンディションでも走る人はもう少しノブの大きく間が空いたタイヤの方が良いかも。



【閑話】
ENSでのコンポーネントシェアに関する調査。タイヤは圧倒的にMAXXIS。
これ見てマキシス使ってみる気になった。
ens.dynoco77.net

フォレストバイクにパンプトラックが出来た20210403

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午前中はロードバイクでヤビツ峠をこなした後、そのまま小田原へ移動してフォレストバイクへ。
結構久しぶりのフォレスト訪問。

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小田原の海とフォレストバイク

目的は新しく出来たパンプトラック
ついでに少し前に完成したニンジャトレイルも走ってみることに。
料金は午後のフリー走行で3000円。パンプ&ジャンプレーンだけなら2000円とのこと。

たのしむずかしパンプトラック

かなり珍しい、右回りと左回りがくっついているデュアルパンプトラック。左右同時スタートでレースっぽいことが出来る。
下りスタートなので非常にスピードが乗せやすい。コブは小さめ、SBPと同じくらいかな?ただ幅は広いのでラインの自由度は高い。バームの手前に小さいギャップが作ってあって、バニーホップ(というかトランスファー?)気味に入っていく。バームは大きいので恐怖感は無いが、スタート直後のダブルを高速でこなすとかなり怖い。ダブルをロールorジャンプでクリアするとブレーキレスでバンクをこなせなかった。これは次回の課題。
とりあえず苦手な右回りをひたすら練習
フォレストバイク全体の来場者は多いようだが、パンプトラックは人が少なく寂しい...。来ても数本で他に行っちゃう。基礎の基礎だし重要だと思うんだけどね。逆に言えば並ばずに延々と練習できるチャンスと言える。

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フォレストバイクのパンプトラック

快感のニンジャトレイル

林間コースなんだが、フロートレイルで非常にスピードが乗る。根っこのボコボコもほとんどなく、斜度もキツイところはほどんどないので、初心者も怖くない楽しいルート。自分が初心者連れてくるならここだな。日中は23度くらいまで気温が上がったようだが、林の中は涼しくて快適。やはり人気のようで結構人がいた。いまのフォレストバイクで一番人気のルート?
バームやゆるいギャップが沢山作ってあり、プッシュを入れるとひたすら速度が上がる。これは非常に気持ち良い。バンクトゥバンクでトランスファー練習できるラインなんかもあった。ここをスムーズに出来るようになったらカッコイイね!
途中まぁまぁのサイズのジャンプもあってエキサイティング指数高し。
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動画のジャンプはフロントが下がり気味でいまいち...。バニーホップでフロントをしっかり上げて、高さと余裕のあるジャンプが出来ると良いんだよなぁ。これまた次回への課題。
やたら上手いXCライダーがいた。飛びまくりプッシュ入れまくりでニノ・シューターみたい。何者?!


改修希望ジャンプライン

ついでにちょっとだけジャンプライン練習。
シングル→テーブルトップ→ちょっとステップアップなテーブルトップと続くライン。SBPより気持ち小さめ?出来ればもう少し長くて気持ちよいラインに改修してくれないかな…。最後をコンクリートで固めてるのもなぁ...。ジャンプラインの維持はかなり大変だとは思うのだけど、せっかくなので...。
ジャンプ初体験のチームメイトは、30分ほどでほぼマスターしてた。流石はENSライダー。


e-MTBレンタル開始!

この日から、スペシャライズド社との提携によるe-MTBのレンタルが開始されてた。
www.forestbike.jp
用意されているバイクはアルミLEVO3台、カーボンLEVO3台かな?ニンジャトレイルも浦島トレイルも登りが面倒なのでe-MTBとの組み合わせは最高だ。e-MTBなら何十周でも練習できる。
フォレストバイクの中の人曰く、「LEVOは(ペダルバイクと比べると)タイヤ一本分くらい外に膨らむかな?でもペダルバイクとの差が最も少ないバイクだと思う」とのこと。そうでしょうそうでしょう。最高だと思いますよ。これが一日数千円で借りれるなら安いもんだわ。人気だそうなんで予約は必須とのこと。

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フォレストバイクのレンタルLEVO

その他

帰宅して体重計ったら脱水で2kg減ってた。これからの季節は気を付けないとやばいな。


AMヤビツ峠、PMフォレストバイクと欲張りプランだったが、距離的にかなり近いので(車で30分くらい)、割とありかもしれない。

ヤビツ峠にレストハウスが出来た20210403

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最近ヒルクライム全然してないなぁってことで、チームメイトと二人でヤビツ峠へ。


09:20 名古木セブン
相変わらずセブンにロードバイク多い。ディスクブレーキバイクがかなり普及していると思うのだが、ヤビツ峠ではリムブレーキが多い印象を受ける。ヒルクライムでの軽さを重視しているのだろうか?リムバイクで7kgアンダーは割と簡単だが、ディスク車でそこまで軽くするのは難しいし、ディスクで軽量化を追求すると、最近流行りのエアロ形状を取り入れにくい。ヒルクライムクラスタは様子見?


09:30 ヤビツ峠へ向けスタート
SSTのつもりでスタート。
道中ランナーが集団で走っているところを多く見かける。峠走というのか、長時間高負荷を掛けられるので最近流行っているらしい。バイクの倍は掛かるだろうから、登りで80~100分くらい?ランのきついところは下りも負荷が掛かることで、この往復は相当きつそう。


10:10 ヤビツ峠
タイムはPB20秒落ち。体重も増えている上に半年ぶりのヒルクライム。それにしては上々?最後腰を上げる余裕があったのでちょっともったいない。菜の花台より上が適度に冷えていて最後までタレずに走れた。気候も今時期は良いね。同行したチームメイトも好感触だった模様。APはFTP比93%ほど。
新しく組んだICAN A9でPBに迫るタイムが出たのは良かった。同行したチームメイト曰く、蓑毛など急斜面では自分(チームメイト)の方が速いのに、緩斜面で一気に離される、とのこと。エアロの恩恵は多大?前回はあまり気づかなかったが、タメや撓りが少なくレスポンス良く進む印象。

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お約束のショット

その後、今回の目的「ヤビツ峠レストハウス」へ。
www.city.hadano.kanagawa.jp

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ヤビツ峠レストハウス
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レストハウスのバイクラック

ちゃんと木製のラックが用意されている*1

レストハウスへ向かう階段はウッドチップが敷き詰められていて、ロードクリートでも泥詰まりや滑りを気にしなくて良い。

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階段はウッドチップ

コーヒー500円。味はうん、まぁ普通w
わがままを承知で言えば、もっと高くて良いから良い豆をハンドドリップしてくれたら嬉しい。味も全然違うし、下のベンチでコーラ飲むのと明確に差別化出来るし。オープン記念ということで地元桜の塩漬けをいただく。
カトラリーとか建物の雰囲気とか、全体的にちょっとレトロ。あれだ、スキー場のレストハウスっぽい。
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他に、フードはカレーライスとか豚汁とかあった。プロテインエナドリ売ったら儲かりそうw
お店はオープンしたばかり。スタッフの方はローディーのことは詳しくないようで、「自転車?どこから?何時間くらいで来れるの?」などなどちょっとお話。
支払いは方法は現金のほか、クレカと交通系ICカードはOKペイ系は使えないヤビツ峠で休憩というと、今までは売店かトイレ脇の木製ベンチだったのだが、時間によってはあまり日当たりが良くなかった。レストハウスは階段を上った先にあり、日差しが入りやすい。複数人でヤビツ峠を登ると「待ち」が発生するのでこういう場所があるのはありがたい。


矢野口「クロスコーヒー」、津久井ゼブラコーヒー」、それから日本某所「三色茶屋」など、ロードバイクカルチャーとカフェは切り離せない。これからそういう場所になったら面白いかも*2。ローディーは機材には狂ったようにお金を掛ける割に、休憩はコンビニで適当に買ってその辺で済ます人が多い。まぁ自分もそういう傾向があるんだけど…。少しばかり腰を落ち着けてコーヒー飲むのも良いと思う。


10:30 下山
裏ヤビツへの道はいまだ通行止め。おとなしくもと来た道を下っておしまい。

*1:階段を担いで登るのがちょっと面倒だが

*2:ほんとは峠のスタート地点にあると面白いので旧コンビニがカフェになったら最高なのだが

e-MTB普及で起きる変化

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直近でe-MTBに乗って、機材は数年前と比して成熟が進んでいると感じた。これから数年間で普及が進み、e-MTBがこれからのメインストリームになる予感がする。

behind-the-bar.hateblo.jp

behind-the-bar.hateblo.jp


どんなことがこれから起きてくるのかなとつらつらと考えてみた。


e-MTBに乗ることのユーザーのメリット

e-MTBのメリット

脚力が不要になる。これは単純で、デカい。魔法の杖だよ。あと、これによってみんなまとまって走れるようになる*1。脚が揃わないメンバーで走ると、「待つこと」「待たせること」がどうしても発生してしまっていた。それがなくなる。

スキルアップに繋がる。e-MTBなら繰り返し練習が延々できる。結局のところスキルアップとは、動作を最小単位に分解し、身体に染み込むまで繰り返すということ。今までは体力がその限界だったが、e-MTBなら時間とバッテリーの許す限り練習が出来る。

人力の限界を超えることが出来るので、今まで走れなかった場所が走れるようになる。パワーを活かして急斜度の登りはもちろん余裕。獲得標高を稼いでも疲れにくいので、森林限界を超えるような高高度エリアでもライドが可能だ。


e-MTBの普及で市場はどう変わってくだろうか?


e-MTB普及によるマーケットへの影響

脚力に無関係で走れる、となると、やはり女性とシニア層が多く参入してくるだろう。また、スキルはあるけどFTP系トレーニングとは無縁だった、BMXやトライアル系ライダーがもっとe-MTBで山を走るようになるかもしれない。こういった新規参入でMTBマーケットの拡大が予想できる。具体的にどのくらいかは分からないが、今より明らかに大きくなるだろう。

海外通販下火。海外で流通しているe-MTBは認定登録できない。しかも、PU周りのメンテナンスは素人ではかなり難しい。ノウハウの蓄積されている直営店かオンリーショップで買うのが主流になるのかな。

新しい所有形態の登場。普段はペダルバイクでスポットでe-MTBレンタルとか、サブスクリプションとか、「所有から利用へ」という流れがあるかも?


乗り方、イベント

e-MTBは人力を超えた出力が出るので、まったく新しいフィールドの開拓が可能だ。トレイルライドは人里に近い低山が中心だったが、デポ地から離れた深山や、森林限界を超えるような高高度のトレイルが登場するだろう。

また、トレッキングツアーやバックカントリーツアーが増える。e-MTBは車でのシャトルアップが不要なので、商売としてみた場合、固定費が掛からなくて損益分岐点が下がる。


MTBパークの拡大。急斜面の登りがあっても問題ないので、パーク設計の自由度が上がり、MTBパークは増えるだろう。これはマーケット拡大で増えたライダーのスキルアップをサポートする役割も果たすので結構重要だ。


e-MTB専用イベントの開催。本質的にe-MTBと人力MTBの楽しみ方は違う。e-MTB専用イベントが多く開催されるか、イベント内容がe-MTBの乗り方を意識したものに変わっていくだろう。さっそくENS-eとしてe-MTBオンリーイベントが4月に開催される。
ens.dynoco77.net



新規ユーザー流入によるマーケット拡大。そして人力では難しかった新しいフィールドの開拓。大きな変化はこの2つだろう。



当然、ユーザーである私達の意識も変わっていく

ユーザーの意識

フィジカル至上主義からの脱出。e-MTBに対して、「高齢になり脚が衰えたら...」と考えてる人は多いだろう。でもこれは勘違い。メリットのところでも触れた通り、繰り返し練習によるスキルアップ、脚力に余裕を残せるからライドの最後まで集中力が続く、などメリットは計り知れない。FTPが高いやつが偉い、的なヒエラルキーは解体してくだろう。MTBライダーとローディーは結構な範囲で重複しているので、これは、ロードバイクユーザー特有の「脚があってナンボ」という意識に引っ張られている部分があると思う。



当然良い変化ばかりではない

問題・課題

地域住民とトラブル増。ユーザーが増えると、今まで守られてきたローカルルールが不徹底になり、地域住民とトラブルが増えることは間違いない。高高度ライドやバックカントリーライドが増えれば、今まで接触がなかった高山ハイカーやハンターとのトラブルも増えるだろう。


トレイルへのダメージ問題。マーケットが拡大すればメンテナンスが追い付かず、トレイルが荒れるリスクが高い。特にe-MTBはトルクが太いのでトレイルに溝が掘れたり、道が根っこだらけになる可能性も。トレイルの管理にe-MTBを活用すれば今までより高頻度にメンテナンスが出来るだろうし、かならずしもe-MTBが悪というわけでもないが...。以前も書いたけど、トレイルというリソースは有限で、その管理には十分な配慮がされるべきだと思う。


さて、そのようなトラブルが実は過去にもあった。1990年代マウンテンバイクブームだ。


90年代MTBブーム

90年代にMTBが日本で爆発的ブームになった。自分もそこでShaun Palmerの洗礼を受け、ファットアルミチューブのフルサスMTBに未来を見たクチだ。しかし、爆発的にブームとなったMTBは、2003年以降急速に萎んだらしい*2。色々調べたのだが明確にブーム終焉のなぜを説明している文章は見つからなかった。ただ、MTBerが離脱した背景に、イカーや地域住民とのコンフリクトが一定の影響を及ぼしたことは間違いない。

これから始まるe-MTBマーケット拡大で、前回ブーム時と同じように、トレイル利用する利害関係者と問題が発生するとみている。個人的にはこの問題については割と悲観的な立場だ。なぜなら、90年代のブームがなぜ終わったのかについての分析とコンセンサスが業界で得られていないから。良く分かってないんだから、対策しようがないよね。こういうときに主導すべきメディアがちょっとあれだし、メーカーもなんとなくあれだし、正直期待薄*3


これを解決し、MTBマーケットをサステナブルに発展させていく。そのために何が必要か、メーカー、ショップ、イベンター、メディア、ライダー...みんなが考え、発言し、実施していくことが重要。MTBerによる自主規制*4や、業界団体でのロビー活動、トレイル保全団体へのサポートなどなど...。






まとめ

e-MTBはゲームチェンジャー
e-MTBはフィジカルの格差を解消し、多くのユーザーが流入する。
e-MTBによって新しい市場、新しいフィールド開拓が進む
e-MTBの影響で、90年代ブームと同様の問題が発生し、その解決には困難が伴う。



自分の頭ではこんくらい。e-MTBの普及で、想像も出来ないようなもっと面白いこと(と面倒なこと)が起きると思う。なんとか予算をやりくりして手に入れたいんだけど、まだFM936買って一年だからなぁ。。。


【閑話①】ロードバイクは?

電動アシストのロードバイク、e-Roadはどうなんだろう?
e-Roadの普及は先になりそう。①ロードはアシストが切れる24㎞/h以上で走ることが多いことや、②重量に対する根強い信仰がある、③コンペティション重視のユーザー層が多い、等を考えると、e-MTBが先に市場を作っていきそう。

【閑話②】ショップやメーカーの売り方

e-MTBに関してはショップがプッシュすればするほど冷ややかな目線が注がれやすい。自分も少し前まで「これからはe-MTB」とか言われても、うっせぇわ、と思ってたw。売り方は慎重にしないとユーザーの反発(というか誤解)を生みやすい。
どちらかというと「アンバサダー」スタイルというか、サポートライダーに情報発信してもらう方が納得力のある文章が生まれそうな気がしている(YAMAHAさんぜひ俺にお声がけくださいw)

*1:ただし下りは除く

*2:自分も2000年代以降ずっとMTBからは離れていたので詳しくないのだけれど

*3:正直に暴露すると、既に自分は走るフィールドに関する情報や関係性をある程度持っているので、これからの不利益に自分はあんまり関係ないと思ってる

*4:例えば特定エリアへの乗り入れ規制など。個人的にはe-MTB立ち入り禁止エリアの設定は必要だと思う

千葉グラベルライド20210213

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ステイホームもぼちぼち我満できなくなり、チームメイトと千葉方面のグラベルをぐるっと走ってきた。

上総湊をスタートし→保田見林道→山中林道→横尾林道→高山林道*1グラベルをこなし、舗装路で上総湊へ戻ってくるルート。

走って気づいたことをアトランダムに。


斜度は10%超えのところは少なく、割とダラダラした感じ。未舗装率は30%ほどだろうか?未舗装率を高めたいなら、高山林道が終わったところで引き返してピストンするのもありだと思う。

獲得標高が大きく、グラベルツーリングとしてはちょっとハード。初心者を連れて行くと泣きが入りそう。

各所に2019年の台風15号、19号の影響が残っており、ちょっと危ない箇所も。

基本はダブルトラックだが結構荒れてる。MTBなら問題無し。シクロクロスだとかなりきつい。グラベルバイクならタイヤ40C以上あると安心。

あまり長くは無いが、平坦の少ないガレたグラベルなので、SDA王滝っぽさがある。
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千葉と言えばロマンあふれる手掘りの隧道。2か所ほど通れて大満足。
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最後に「秘境」と呼ばれるエリアへ脚を踏み入れたのだが、これがすごい景色だった。水量の少ない川なのだが、水が岩盤を少しづつ浸食し、生々しい褶曲が見られる。水も澄んでいて現世を離れファンタジーの世界に入り込んだような錯覚を覚えた。
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距離68㎞、獲得標高約1400m。

*1:ゲートを突破するような箇所も無く、モーターサイクル系のブログでは良く取り上げられている有名なルートのようなので名前を出しました。マナー良く走れば問題無いと思います

YAMAHA YPJ-MT Pro試乗してみた

先日少し乗せてもらったS-WORKS LEVOがあまりに衝撃的だったので、他のe-MTBにも乗ってみたくなった。乗るなら国産e-MTBで評価の高いYAMAHAのYPJ-MT Proだな。


調べたら、ヨドバシカメラで試乗できるようなので行ってきた*1





www.yamaha-motor.co.jp

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YAMAHA YPJ MT-Pro

【スペック】

フレーム YAMAHAアルミ製
フォークF:ROCKSHOX YARI RC boost 160mm
   R:ROCKSHOX Super Deluxe Select+ 150mm
タイヤ MAXXIS ミニオン 27.5×2.8
コンポーネント SHIMANO DEORE XT
ブレーキ MAGURA MT Thirty(4ポッド)
パワーユニット YAMAHAオリジナル(定格出力240W)
ドロッパーシートポスト 150mm
重量 24.2kg
価格 660,000円(税込)
S-WORKSより百万円も安い!(もはや金銭感覚がおかしいw)


【デザイン】

外観で目を引くのはフレームが左右に分割されている独特のデザイン。トップチューブはRユニットを挟み、ダウンチューブはバッテリーを挟み込んでいる。剛性確保とマスの集中化を図る優れたデザインだと思う。モーターサイクルの設計のノウハウが込められているのかな。メカメカしくて非常にカッコイイ。
フレームがアルミ製なのは電動ママチャリでの製造ノウハウが蓄積されているからだろう。
カラーはいわゆるYAMAHAブルーというの?らしいカラーリング。
にゅるっとした分割フレームに青×銀のカラーリング…なんだろう、ウルトラマンとかエヴァ初号機とかに通じるものがある。これデザインした人、いいセンスだわ~

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YPJ MT-Proの分割フレーム

【ジオメトリ】

試乗させてもらったのはL。ジオメトリを見る限り海外ブランドのMくらいかな。自分のFM936とほぼ同じくらいか。いわゆるLOW,LONG,SLACKな今風設計。

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YPJ-MT Proジオメトリ
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YPJ MT-Pro サイズはL

【インプレ】

またがった感じは普通のフルサスMTB。フルサスe-MTBをはじめて作ったとは思えないくらいごく自然に乗れる。

ハンドリングはナチュラ

ナチュラルなハンドリングで、左右に振り回しても重いバッテリーが内蔵されてるダウンチューブ周りの動きが遅れることがない。e-MTBの設計はいかにここの重さを感じさせにくいデザインにするかが肝だと思う。ジオメトリを見ると、WBはFM936と同じくらいだが、ヤマハの方がRCが長くFCが短い。つまり、BBを中心に見た際に、バッテリーユニットがバイク中心に近い。これがハンドリングの良さに繋がっているのかもしれない。バニーホップも自分でも15㎝くらいは余裕。上手い人なら40㎝くらいは上げられそう。スペシャのLEVOよりかなり重いし、ヘッドも寝てるのでもっとダルいハンドリングを予想していたが、想像以上に良かった。
ただし、絶対的な軽さは無いので、アグレッシブにバイクを振り回そうとすると重さを感じる。というか試乗の翌日背中がバキバキに痛くなった。重くは感じないとはいえ、やはり数字はごまかせない。試乗車はFサスがふわっふわだったが、自分の体重でセットすればもっと良い印象になりそう。

パワフルで好レスポンスなパワーユニット(PU)

モードは、+ECO、ECO、NORMAL、HIGH、EXT、AUTO。どのモードも入力に対する反応が良い。

LEVOはこう
俺「漕ぐよ~(クルクル)」
PU『はいよ~(ウィィィイイイン)』

YAMAHAはこうw
俺「漕g...PU『おらぁ!(ウイイイ~~~!!!!)』」

ペダルにちょっと入力したら即アシストが入り出す。

そして、HIGH以上はマジすごい。よく、アシストのことを背中を押されるような、と形容されるけど、YAMAHAのこれはケツを蹴っ飛ばされるような強力なアシスト。ガツーン!と加速する。さすがモーターサイクルメーカー。この辺の味付けはかなり刺激的。これで緩い登りとか攻めたらアドレナリンがドバーっと出そう。ただ、そんなアシストが必要かというとちょっと疑問。パワーが出すぎてスリップしないのだろうか?うーん、このへんは山で乗ってみないとちょっと分かんないな。
ウィリーはHIGHモード以上なら余裕。前が上がったままスピードがどんどん出て怖い(下手なので脚を止められないw)

十分すぎるバッテリー容量

36V-13.1Ahで、モードによって違うが、続行距離は79~197㎞。正直こんなに要らないっすw
1泊2日の長野トレイルツアーだって、2日で40㎞も走らなかった。容量は半分くらいあれば十分。どうせこの価格帯のバイクはみんな室内保管でしょ?充電に手間なんて全く掛からない。もちろんバッテリー容量や航続距離はライバルとの競争において重要な意味を持つのでいたしかたない部分はあるだろうが...。オプションで「軽量低容量バッテリー」ってのがあると良いかも。

その他

ドロッパーシートポストは150mmが付いていた。シートチューブが短めで、自分の身長(177㎝)でもばっちり。短足日本人にはうれしいw
スペックインされているタイヤが27.5+規格なのは結構気になる。海外のe-MTBは29erが主流で、なんなら29+もちょいちょいある。別に27.5+でも全く問題無いと思うのだけど、こういうのは出来ればトレンドのど真ん中が良いんだよ。見る限りフレームのタイヤクリアランス的には29er化はちょっと厳しそうだ。。。29×2.2ならなんとかというところ?しかもヨドバシカメラの店員さん曰く「29er化した場合は保証対象外です」うーん、自己責任ですか。。。
フォークはロックショックのミドルグレード。ホイールはアルミのエンデューロ用かな?結構幅が広いタイプ。耐久性がある結構重めのものだと思う。ここはもし買ったら交換したくなっちゃうだろうな~。
試乗車のセッティングだと思うのだが、標準のマグラの4ポッドブレーキが効きが甘かった。ぶっちゃけXTの4ポッドで良かったのでは?シマノの油圧ディスクならサービス面も安心だ。
マスの集中化を図ったため、フレーム前三角はかなりギュッとしている。そのため、ボトルケージの取り付けは不可。自転車メーカーには出来ないかなり思い切ったデザイン。ここは結構評価が分かれそう。
フラットなところで試乗したから気にならなかったけど、押しや担ぎがあるシーンでは重さがネックになるだろう。海外のe-MTBにあるというウォークモード(ボタンを押すと時速数キロで進んでくれる)があると相当良さそうなんだが。

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YPJ MT-Pro、Rタイヤクリアランス
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ボトルケージの取付不可
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マグラの4ポッドブレーキ

まとめるとこんな感じかな

【まとめ】

【PROS】
マスの集中化による優れたハンドリング
パワフルで追随性の良い電動アシストユニット
コストパフォーマンスが良いパッケージ

【CONS】
将来性が気になる27.5+規格
アップグレードの余地があるFフォークとホイール
絶対的な重量はかなりある


これなら違和感なくトレイルを走れそう。何よりプライシングがS-WORKSより現実的。というか、この走りでこの価格は破格だわ。安すぎるまである。パワーユニットが国内シェアNO.1であることから、アフターサービスに安心感があるのも良い。総合評価はS-WORKS LEVO LEVOを100とするとYPJ-MT Proは75くらいだろうか。LEVOに乗っちゃうとかなり採点がシビアになっちゃう。ただ、パワーユニットは断トツYAMAHAの方が良いと思うので、人によってはYAMAHAの方が好みかもしれない。


自分なら買うかな~。ホイールの規格がネックだなぁ。。。




【閑話】
ヨドバシカメラの試乗コース、屋内ですごい!新宿駅至近にこんな試乗コースがあるとは…

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ヨドバシカメラ新宿西口店のe-bike試乗専用コース

*1:ヨドバシカメラヤマハe-bikeの公式代理店に認定されており、全国の大型店で試乗が出来るようになっている。

PWR2.3倍がS-WORKS LEVOに乗るとどうなるか

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S-WORKS LEVO SL CARBONを買いました!

(チームメイトが)

www.specialized-onlinestore.jp
「俺が欲しいマウンテンバイク2021」にも載せたe-MTB

【基本スペック】
価格:¥1,694,000(税込)
カラー:カーボン/ブロンズフォイル/グロスカーボン
サイズ:S、M、L
コンポーネントSRAM Eagle XX1 AXS
パワーユニット:SPECIALIZED SL 1.1
フォーク:Fox Float 36 Factory 150mm
Rユニット:Fox Float DPX2 Factory 52.5x210mm
ホイール:Roval Traverse SL 29
タイヤ:F=Butcher 29x2.3"、R=Eliminator 29x2.3"
ドロッパー:RockShox Reverb AXS 125mm
重量:17.3kg

ひゃくろくじゅうきゅうまんよんせんえん!


改めて言うと、買ったのはチームメイトですwww

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S-WORKS LEVO+PWR2.3=???


買ったチームメイト、なかなかサンプルとしては良さそうな感じで。フィジカルトレーニングが嫌いな50代。身長165㎝、体重74kg、FTP169W。つまりPWR2.3倍。参考までに言うとロードの富士ヒルタイムは約2時間。この人がS-WORKS LEVOに乗るとどうなるか?ものすごい興味津々。テストがてら某トレイルに一緒に行ってきた。自分とはPWRが倍近く差があるが*1、果たしてどうだろう?


行ったトレイルは距離約20㎞、獲得標高700mほど。プロファイルは全然たいしたことないのだけれど、きつい登り返しが連続するXCトレイルで、王滝上位ライダーも練習するタフなルート。


ではレッツゴー!


...。
...…。

登りでずっと後ろに張り付かれたんですけど💦
こっちは汗だく、なのに向こうは涼しい顔でかなり余裕そう。走り終わった後もけろっとしてる。木の根があるテクニカルな登りはやや苦戦してたが、トータルではかなり速いペース。
*2

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もりもり登るLEVO

問)PWR2.3倍がS-WORKS LEVOに乗るとどうなるか
答)死ぬほど速くなる


あー、こりゃ大革新ですわ。ゲームチェンジャーってこういうのを言うのか~。


駐車場で軽く乗させてもらいました。ちょっと重いかな?と感じるけど、スチールのエンデューロバイク程度。バニーホップも出来るしウィリーも問題なし。軽さは正義。以前試乗したPanasonic、Meridaのフルサスとは隔世の感。比較してみるとこんな感じ。


ABCDEFGHIJKLM
1
メーカーモデル年式パワーユニットサイズReachStackBB DropHAWheel SizeWBRC重量
2
SpecializedS-WORKS LEVO2020SpecializedS415606276629116543717.3
3
SpecializedS-WORKS LEVO2020SpecializedM435606276629118543717.3
4
YAMAHAYPJ-XC2018YAMAHAM3936163968°27.5112545521.2
5
PanasonicXM-D22018Panasonic-403617467.5°27.5+119345026.2
6
MERIDAeone SIXTY 8002018
Shimano STEPS
M44062612.566.5°27.5+1202439.525

乗せて貰ったサイズはS。WBが短めなのと、何より車重が軽いのが功を奏しているな。レンジエクステンダー付けてたので実際の重量は18kg前後だと思うのだが、取り回しの良さは圧倒的だった。軽さは正義。ただ、BBドロップが結構大きくて、購入した本人も「登りで木の根に引っかかることが増えた」と言っていた。165mmのクランクを着けてるので、これ以上の改善はちょっと難しそうだ。なんなら155mmとかe-MTBスペシフィックなクランクが出ても良いくらいだな。


もう一回言っとくとこれはゲームチェンジャーです。


自分も次は間違いなくe-MTBを買う*3。そう思わせるくらい衝撃的だった。
というかSDA王滝などのエンデュランス競技に対するモチベーションがびっくりするほど下がってしまった。e-MTB乗ってトレイルちゃーんと走れるならそれで良くね?肉体の限界に挑戦する意味ある?と。上手く言えないが、サイクルスポーツにおける「フィジカルトレーニング」の意味が変わるような気さえする。


まだ市場ではe-MTBは少ないから、普及速度は低く感じると思うが、実効再生産数(1人のe-MTBユーザーが何人のe-MTBユーザーを増やすか)は間違いなく高い。指数関数的に増えるので、ある瞬間に一気に増えたように感じるはず。


いやーほんとすごいっす。以前試乗した際にe-MTBを死ぬほど腐してわずか2年でこれである。
behind-the-bar.hateblo.jp

トレイルで崖下に転落するイメージしか持てませんでした。えーと正直これは欠陥商品だと思う。


無茶苦茶欲しい!

YAMAHA MTJ-Proにも乗ってみた】
behind-the-bar.hateblo.jp



【閑話】
余談だけど、買ったチームメイトの性格が変わってかなり驚いている。今までより積極的に(というかグイグイと)ライドに誘ってくる。やはり脚が合わないので遠慮があったらしい。e-MTBは性格すら変える魔法のバイクだ。いやすごいね、バイアグラ並w

*1:実際は機材含めてのPWRを計算するべきなのでもう少し差が小さいけど

*2:しかも翌日も別のトレイルを走ったらしい。こっちは筋肉痛でローラーでリカバリーが精いっぱい。

*3:ただし軽いやつ