Plover Cycles Blog

ロードとMTBとシクロクロスと。

移転しました。

約5秒後に自動的にリダイレクトします。

足柄峠+(ちょっと)グラベル20220226

f:id:kisuke1234:20220228104402j:plain
小田原方面のツーリングを企画。強度・景観・グルメ・楽しさ十分な内容。

日時

2月19日㈯


天候

晴れ。気温最低3度、最高13度


ルート

小田原駅
 ⇒足柄峠
  ⇒ランチ
   ⇒林道
    ⇒辻村植物園で梅見
     ⇒小田原駅にて解散

グループライドなのでなるべく車の通らないルートを引いてみた。小田原駅からは広域農道経由で足柄峠へアタックし、そこからはいくつかの林道を繋いで小田原まで戻ってくる大きな周回コース。

足柄峠へのヒルクライムは初体験。距離は短いがパンチ力十分。峠の茶屋は冬季休業中?せっかくなのでベンチを使わせていただき雪を見ながらコーヒーブレイク。富士山はくっきり見えたのだが...裾野エリアのあちこちから煙が...。方角から察するに東富士演習場自衛隊が演習していたのかもしれない。足柄峠からはっきり見えるほどスモークを焚くのだから、ウクライナ侵攻を受けた特別な内容だったのかも。足柄にサイクリングしにきて世界と繋がっていることを実感するのは不思議な感覚。Peace☮

f:id:kisuke1234:20220228103000j:plain
雪の残る足柄峠
f:id:kisuke1234:20220228103021j:plain
足柄峠から眺める富士山(写真中央やや左にスモークが見える)

足柄峠からは林道。足柄峠で稼いだ標高をゆっくり消化しながらダラダラ下ってくる。
グラベル区間はほとんど無かった(せいぜい3㎞ほど?)が、車は通らないし鹿はいるし川の水はきれいだしで最高。途中未舗装の枝道が沢山あって開拓しがいがありそう。杉林の中という場所柄いたしかたないのだが鼻水止まらずw

f:id:kisuke1234:20220228103117j:plain
足柄エリアの林道
f:id:kisuke1234:20220228103137j:plain
足柄エリアの林道
f:id:kisuke1234:20220228103156j:plain
足柄エリアの林道


辻村植物園で梅林見学も検討していたのだが、時間の関係で立ち寄れず。途中道端に咲いていた梅を見たのでヨシ!

f:id:kisuke1234:20220228103215j:plain
グラベルバイクと梅

今回は車でトランポせず、新幹線輪行。初めてだったのだがドアtoドアで1時間掛らず最高に快適。小田原駅西口には輪行スペースも設けられ、サイクルツーリズムに対する理解が深いことが伺えた。複数人ならコスト分散されるトランポもありだが、今後は一人なら輪行一択だな。

f:id:kisuke1234:20220228103238j:plain
小田原駅輪行スペース

funq.jp

一緒に行くはずだったチームメイトは、誤ってのぞみに乗ってしまい名古屋へw 今回は残念ながらDNS
偶然なのだが、帰り「Cycling GYPSY Café(サイクリング ジプシー カフェ)」の前を通りがかった。一人Chapter2ユーザーもいるしとコーヒーをごちそうになる。ご縁があった。話を伺っていると毎月定期的に行っているChapter2のグランフォンドは今日走ったルートも通るようだ。あと新作のKOKOが試乗車として用意されていたが、これかっこいいね。Chapter2と最近のNIKEってビジネスが似てる。限定色をバンバン出して人と被らないようにするところとか。この辺ヨーロピアンメーカーではあまりない動きで面白いと思ったり。
g.page



バイク

Chapter2 Ao
KONA Major Jake
Cannondale Topstone Carbon
Basso Terra(クロモリ)
Basso Terraはチームメイトからフレームを譲ってもらい自分で組んだ。メディアではグラベルバイクとして紹介されているが、個人的にはロードバイク寄りのオールロードバイクかなという印象。今回はちょっときつかったが獲得標高が小さめ、舗装多めのルートならありなバイク。

f:id:kisuke1234:20220228103305j:plain
Chapter2 AO(限定カラー)
f:id:kisuke1234:20220228103326j:plain
KONA Major Jake
f:id:kisuke1234:20220228103343j:plain
Cannondale Topstone Carbon
f:id:kisuke1234:20220228103358j:plain
Basso Terra(クロモリ)

ランチ

万葉うどんで名物のカレーうどんを食す。古民家を改装した店で和風だし強めのカレーうどんが最高。コシがあってツルツルの手打ち麵のクオリティが高い。ありがたいことにイクラック有!

f:id:kisuke1234:20220228103423j:plain
万葉うどんのカレーうどん

goo.gl

約60㎞、獲得標高1700m。TSS200。当初Garmin Connectで引いたルートは1300mだったのだが、走り終わって獲得標高を確認したら1700m前後だった。しかも走った全員。これはどっちが正しいんだ?まぁいいや。結構キツかったです。


動画

youtu.be


ウェア

天候は完全に春。足を出そうか悩んだが、高所まで登るのでほぼ真冬装備。林道は日陰で気温ほどは暖かく感じず、この装備で正解だった。


まとめ

昨年から小田原起点のライドを数回企画したけど、とにかく良い道が多い!まだまだ楽しいルートがありそうだ。小田原駅は複数路線が乗り入れているし、首都圏からのアクセスも非常に良い。日帰りしても良いしのんびり宿泊しても良い。
小田原駅輪行スペースにはマイキーことマイケル・J・ライス氏のポスターが貼ってあり、氏の人柄やアクションが行政にも良い影響を与えているのだろう。
また来ます!(あとお土産等々で経済活動に参加しますw)


閑話

Twitterでフォローしている人(会ったことはない)と林道ですれ違うというミラクルが。
なんとなくバイクに見覚えがあって「小田原の林道走ってませんでした?」とDMしたらその人だった。これまたご縁か...というかサイクリストの世界は案外狭いw

スパークル大分、2022年はWinspaceを使用


ちょっと前に上げたエントリー「アジア圏の新興バイクメーカーについて」の中で

これからそう遠くない未来、これらのメーカーのどれかが、プロコンチネンタル、もしくはワールドチームに機材提供する可能性はそこそこあるのではないか。(略)
ワールドツアーは一足飛びな気はするが、日本の大きなアマチュアレースで上位入賞、くらいはすぐかもしれない。

なんて書いたら早速実現しそうだ*1
2022年からコンチネンタルチームのスパークル大分がWinspaceを使うようだ。
sparkle-oita.jp

ようだ、というのは本家のwebサイトが更新されていないため*2で、既にSNSでは使用が宣言されている。


バイクは、今年2022年からウィンスペースのサポートでWinspace T1500を使用する*3Twitterのテザー投稿はフレームがちらっとしか写ってないが、スペシャルペイントになるのかな?

www.winspacejp.cc

T1500はWinspaceで唯一UCI Approvalなフレームで、UCI準拠レースではこれしか使えない、とは言えスプリンターメインのチームみたいなのでエアロフレームのT1500はハマりそう。T1500のフレーム重量は1050g(M)、完成車重量は7.3~7.5kgだろうか?UCI規定の6.8kgはちょっと届かなさそう。エアロ系としては標準的な重さだと思うが。


国内のコンチネンタルチームはスポンサー集めも大変と想像されるし、メジャーブランドのハイエンドに乗ろうと思うと何かと大変だ。例えばだけど、ケーブルフル内装は本気でメカニックが嫌がると思う(Twitterを見ている範囲ではT1500のケーブル外装仕様に乗っているように見える)。戦闘力の絶対値ももちろん大事だが、比較的安価でメンテナンスしやすく、スモールパーツの入手性が高いものをチョイスするのがプロなんじゃないかと思う。


アジアンブランドに対してはまだまだ戦闘力に疑問を感じている人が多いだろうし、国内レースで勝てば相当なブランディングになると思う。とはいえ、Winspaceはスパークル大分の前年の戦績を超えないとフレームの評価が下がるし、スパークル大分は立ち上がったばかりだからなんとしても目立つ成績を残したい。
Winspaceにとってもスパークル大分にとってもタフな1年になるだろう。要注目。

※戦績は気づいたらこのエントリーに足していこうと思う。

【2022年戦績】

日付 名称 カテゴリ リザルト 選手 リンク
3/19、3/20 富士クリテリウムチャンピオンシップ チャンピオンシップ決勝 7位 沢⽥ 桂太郎 URL
4/17 ジャパンサイクルリーグ2022第2戦 宇都宮清原クリテリウム 優勝 沢⽥ 桂太郎 URL
4/16 三菱地所JCLプロロードレースツアー2022第1戦 カンセキ真岡芳賀ロードレース 6位 孫崎 大樹 URL


ぜんぜん関係ないけど、スパークル大分の選手紹介ページ、ものすごくやんちゃ。ちょっとホストっぽい。この辺いい子っぽかったり体育会系で面白みのない他のコンチネンタルチームと比べてかなり面白い。ジャージもダーク系だしヒールみがある。Winspaceは新興メーカーで既存の枠にハマらない印象があるし、この2つ以外と相性良いのかも。

*1:スパークル大分はコンチネンタルチームだから参加するのはアマチュアレースではなくUCIレースになるけど

*2:契約の関係だろうか?

*3:2021年はBASSO

2021年ベストライド、ベストバイ

f:id:kisuke1234:20211224111439p:plain
今年の後半は特に緊急事態宣言が明けたこともあり、積極的にライドに出かけた。なんだかんだ買い物も割としてる。年末なので、いちおう棚卸的にベストライドとベストバイを上げておこう。




ストライド

1. 北富士グラベル関東ラスボストレイル
2. 箱根グラベル
3. タカハシダイキMTBクリニック
4. 足柄グラベル
5. 【次点】美ヶ原高原ツーリング

1位は甲乙つけがたく2つ。ありきたりだが「最高」の一言。
ストライドのうち3つがグラベルライド。やはりグラベルしか勝たんな。というか、「車の通らない道をみんなでダラダラ話しながら走る」のが良いのであって、そういう道って結局、都市の辺縁(汀)にあって未舗装路が多いだけなんだよね。そういう意味では舗装の有無は重要ではないのかも。ぜんぶ車で1時間くらいで行ける範囲。関東近郊にこれだけ楽しいエリアがあるとは思ってもいなかった。
3位のMTBクリニックは学びが多く、まだまだ自分には伸びしろがあるぜ!と思えた。スキルの棚卸とでもいうか。どうしても年齢を重ねると振り返りが出来なくなるし。お茶畑シクロクロス練習もそうだが、スクーリングはチャンスがあったら積極的に受けたい。
5位はエントリーを上げてないけど良かったやつ。2021年で数少ないロードサイクリング。


ベストバイ

1. Canyon Inflite SL6
2. Thinkrider X5 neo
3. LYNE HOLY RAIL DUAL CAGE KIT
4. ケルヒャーOC3
5. 【次点】SDG ベルエア カモ

やっぱ油圧ディスクブレーキですよ!な1位。シクロクロスレースでも最高順位(パーセント)で走れたし、グラベルライドでも安心して下りを走れた。ベストライドのうち3つはインフライトで走ったものだし、こいつのおかげで走りの幅が激増した。
2位のスマートトレーナーはやはり買ってよかったアイテム。たまに「実走とローラーとどちらが良いか」みたいな議論を見かけるが、時間効率を考えるとローラー一択だろう。実走に関してはトレーニング理論が完成していて、逆に言えば効率はほとんど上がらないが、ローラーはデジタル技術の進歩に合わせてまだまだ良くなる余地がある。家でフィジカルトレーニングをしっかりして外ではスキルトレーニングなりレクリエーションなり使い分けられるのも大きい。外を走るときにトレーニングしなきゃ、と思うことが減り、風景や道中のチームメイトとのダベりを楽しめるようになった。そういう意味ではベストライドとベストバイは相互に関わり合っている。
3位は良い買い物なのだが、使う予定だったSDA王滝が…。そして来年2022年は9月だけらしい。活躍の場は先になりそう。
4位はシクロクロスMTBでの洗車がかなりイージーになったので。5位はエントリーを上げていないが、パッドが厚くケツが痛くならない良いサドル。ビブを使わないトレイルライドの必需品。やはりロングセラーにはそれなりの理由があるな。


このベスト◎◎は人のを見てても楽しいので他の人も上げてくれると嬉しい。

セミ内装に替えて、変わったことと変わらないこと

f:id:kisuke1234:20211125163654p:plain


先日ICANをフル内装からセミ内装に変更してみて、フル内装から変わったこと、変わらないこと、感じたことをメモ代わりに残しておこう。


変わったこと

ポジションの自由度

当たり前だが、ステムとハンドルバーが別体になったので、自由にポジション変更が出来るようになった。特に気分が良いのはハンドル角度の微調整。一体型のときに気になっていた「もう少し送って/しゃくっていたら良いのになぁ…」というのが無くなり、バイクが馴染む感覚が深くなった。

乗り心地、剛性感

ステムの影響か、ハンドルのせいか、乗り心地はわずかに良くなった(柔らかくなった)気がする。気のせいレベルなので確信を持って言えないが…

軽量化(380g⇒360g)

今回だと、一体型が380gで、アルミステム+カーボンハンドルで360g。これで20g軽量化となった。

アクセサリーマウントの選択肢

一体型ハンドルバーだと、サイコンとライトを付けるのが精一杯だったが、ステムとハンドルバーが別体だと、追加で色々取り付けられる。最近だと、サイコン、ライト、Goproの3マウントにしている人も多いのでは?これが出来るようになった。


など。全体としてはポジティブな変化が多い。


変わらないこと

エアロダイナミクス

一体型と比べるとエアロダイナミクスは悪化しそうだが、実際乗ってみてもその変化は感じられなかった。相変わらずヒュンヒュンと風を切って進んでいく。また、上述の通りハンドルバーの微調整が出来るので、いわゆる操縦桿握りをしたときの体の収まりが以前より良く、この辺も(発生しているはずの)わずかなエアロ低下を感じさせない要因ではないかと思う。

ハンドリング

実はケーブル内装バイクのメリットのひとつなのだが、内装タイプはハンドリングが異常に軽い。ケーブルがヘッドパーツのところからフレームに入っており、ハンドルを切ってもケーブルに変なテンションが掛からない。これはフル内装のときもセミ内装に変えても変わらなかった(理屈で言えば当然なんだけど)

メンテナンス性

構造上ケーブルがヘッドベアリングの中を通るので、ベアリング交換時はケーブル全交換が必要になる。当然そこは変わらない。作業時間自体はもちろん短くなるが、メンテナンス性はやはり悪いままでそこは変わらない。



ポジティブな要素が多く、ネガティブな要素は少ない。じゃぁセミ内装で良いじゃんって話になる。もっと言うとケーブル外装+エアロハンドルバーの組み合わせが最強なんでは…?
どうして各社一体型ハンドルバーで完全内装に拘るのか…我々は謎を解くべくジャングルの奥地へむかった


やはりケーブルフル内装は滅ぼされねばならないと考える次第である

News of the week 20211011~1017

f:id:kisuke1234:20211019104702p:plain
ようやく涼しくなってきた…
温暖化によって夏の酷暑化が凄まじい。そのうち夏がオフシーズンで秋~春がレースシーズンになっていきそうな気がする。

「Allez! Opi Omi」の裁判

こうやって観客が騒ぐのも伝統の一部なのかもしれないが、この手のトラブルは選手の人権侵害だし、厳罰化に進むべきではないかと思う。
オリンピックロードレースでも半裸で選手と並走したバカ陽キャがいたねそういや。
www.afpbb.com


エキノコックスが本州上陸

知多半島では定着したということなので、よほどのことをしない限り本州全土に広がっていくだろう。根絶はおそらく現実的ではなく、遅滞作戦と予防教育に力を注ぐべきか。マダニ、ヤマビル、破傷風エキノコックスか…MTBerは危険がいっぱいだな
www.fukuishimbun.co.jp


奥鬼怒林道がサイクリストに開放!

来年の新緑の頃に行くか

今年は11月7日までの期間限定で、冬季は中断し2022年4月29日から再開予定。希望者は女夫渕バス停市営駐車場、奥鬼怒温泉の旅館「加仁湯」「八丁の湯」の3カ所に設置された専用ボックスに住所、名前などを記入した参加届を提出する。植物の採取禁止や指定場所以外の駐輪禁止などルールを明確にして、環境保全などのマナーを守ってもらう。

www.nikkei.com


「サイクル。」の4巻が出た!

相変わらず面白い
巻を追うごとにビブが短くなるのはなぜなんだぜ


シーオッターで発表になったe-MTBたち

やべぇのがちょいちょいある
www.pinkbike.com


シーオッターでのパーツ群

ヨシムラがMTBステム発表してる!
www.pinkbike.com


こっちはCyclingTipsのシーオッター関連記事

Veloのカラフルサドルがいい感じ。たぶん細身のMTB用かな?シクロクロスバイクに付けたい。
cyclingtips.com


StumpJumperEVO(アルミフレーム版の方)がマイナーチェンジ

・ヘッドアングル65=65.5°可変
・BB高は7mm調整可
・マレットホイールに対応
・ダウンチューブストレージ
良いではないですか
www.mbr.co.uk


ダウンカントリーの流行に乗ってトレックのTop Fuelがリニューアル

・前後120mmストローク
・ダウンチューブストレージ
・ヘッドアングル66°
・フレームリーチはXC比+10mm(Mで440mm)
スーパーキャリバーがXCレーシングモデルとして存在するので棲み分けということだろう。リアサス形式はリンケージドライブ・シングルピボット・サスペンションなので、ダウンカントリーで多く採用されているフレックスピボットよりも動きが良さそう。
funride.jp


サンタクルズのオーナー企業がGT/キャノンデールを買収

www.mbr.co.uk


Tweet of the week