赤城オフロード4時間耐久レース 20201025
日時 2020年10月25日(日)
場所 群馬県 赤城林間学園
天候 晴れ
気温 最低2度 最高13度
walkride-cycling.info
4時間耐久レースしながらBBQしようよっていうゆるめのイベント。去年のはNHKのチャリダーでも使われてたみたい。本来は4月開催予定だったが、コロナ影響で10月に延期。こんな状況下では主催も大変だったと思う。おつでした。
当日は絵に描いたような秋晴れ。とはいえ標高も高く風が吹くと結構寒い。待機時間相当寒そうだなぁと思ってダウンパンツを持ち込む。これはマジで正解だった。
チームメイトやらなんやら12名ほどで参加。自分は3人チームで参加。結果はトータル19周、グループ4位、総合11位。ソロ1位は21周回…速ぇ。。。富士ヒルゴールドとか箱ヒル優勝者とか、上位陣はかなり豪勢。今回パワメ付けてパワーを取ってみたのだけど、ざっくり分析すると、登りでコンスタントに4倍出せると入賞ラインに入れそうな感じ。4時間4倍ってwww
コースは1.5トラック程度。全体的に締まっており根っこも少なく走りやすい。季節柄なのか、松か杉?の落葉がパラパラと一日中あり、林の中で日光にキラキラと輝きなかなか風流だった。なお口に入ると微妙に不快w
下りと登りがはっきり分かれていて、10分登りの3分下りくらいのイメージ。登りは辛いが脚付きするような箇所は無くまぁまぁ楽しい。根っこセクションは少ないが32Cタイヤのシクロクロスではきつそう。2.1インチタイヤのカーボンハードテールとか、42~45Cのグラベルバイクとかだとちょうどよかったかも。仲間内だと一番タイムが良かったのが29erのHTで、二番目が45Cを履いたグラベルバイクだった。ライダーの体重もあるけど、こういうバイクが良さそう。
参加してたのは、8割MTB、2割シクロ/グラベルくらいかな?フルサスMTBは少数派に見えた。MCの方が、去年よりドロハンが増えてるって言ってたのでグラベルバイク流行りは嘘ではなさそう。同日開催の茨城シクロクロス2020第2戦取手ステージでは500人近い参加者があったようで、CX/グラベルは相当盛り上がってる印象。
FM936は相変わらず良く走る。が、狭いターンは苦手。WBが長すぎるのが原因かなぁ。その代わり下りセクションは最高。超安楽。ギア比はF30、R11-46でちょうど良いくらい。32-46だと後半きつかったかもしれないな。
ウェアはMTBとして作ったオリジナル+裏フリースのアームカバー+ジレ、パールイズミのウィンターグローブ。ソックスは夏用。走ってるときはこれでちょうど良かった。
メインの目的である(?)BBQは、走りながらだとちょっと忙しない。しかも走って疲れてるときに肉を食べるのはきつい。身体の温まる煮込みうどんみたいなのを鍋であっためて適宜つっつくとかの方が良かったかも。あとはお湯を鍋に張っておいてソーセージのようなすぐ火が通る食材をボイルするとか、かな?
今回、この赤城オフロードレースに参加したのは60名強…。MTB、特に耐久系の不人気ここに極まれり。岩岳に行っていた知合いはめちゃ混みとか言ってたから、下り系はまだましなんでしょうか?それにしても何が良くないんでしょうか。ちょっと(?)ださくておじさん臭いからでしょうか。そういやRaphaジャージ一人も見かけなかったもんなぁ。たぶん、「スポーツ/コンペティション」というのは、イベントをドライブする要因としては年々弱くなってるんでしょうね。定義は難しいけど、「おしゃれ」「エンターテインメント」「レクリエーション」あたりがテーマになってるような気がする。Walkrideさんはその辺不得手としてそうなので、頑張って欲しいです。
湘南クロスの開催が危ぶまれてるし、次は何に出ようかな。
【海外通販】関税を取り返す話
CRCに注文したクランクが、誤ったクランク長で届いたため返品することになった。そのため、郵便局経由で払った関税を還付してもらう話を寄稿します。 *1
ポイントから書くと、以下の流れとなる。
- まずCRCに返品の手続きをし、同意を取る。返送送料も負担してくれる。
- 近所の税関に電話をし、場所を確認する。
- 税関に全ての書類と商品を持ち込む。
- 郵便局から発送。必ず発送伝票をもらう。
- 改めて税関にゆき、発送伝票を見てもらう。
上記の流れとなるため、発送前に税関に検品してもらう時と、発送後に改めてと、2回税関に行くことが必要。また、そもそも受け取り時の書類(インボイスと納税通知書)を保管しておく必要もある。
電話で問い合わせた際に言われたことと現地で学んだことと、合わせて以下のものが必要。
- 納税通知書(大抵届いたときの段ボールについている)
- 税金の領収書 (郵便屋さんにお金を払うともらえる。郵便局の通関手数料は取り返せない上に、これも別途領収書をくれるので注意。それではない。)
- オーダーページの印刷
- 梱包資材(後述するが、税関で梱包することになる。)
- 印鑑(忘れたらサインでよかった)
- 還付先の口座番号と名義がわかるキャッシュカードや通帳
- おっと忘れてた、もちろん返品する商品
話は前後するが、まずは地元横浜税関に電話して事情を話す。 予めWebで概要を理解していたので、港町横浜の有名なジャックの塔に行けるかと思いきや、山下町の分室を案内される。
その際に「何で来るか?」と聞かれたが自転車と答えるとそうですか、と。
あとでわかるが車でも良かったらしい。あ、時間は平日の9時5時だそうです。
「港湾関係者のみ」の看板を横目に山下埠頭に侵入すると、すこし先に波止場食堂という建物が見える。横浜税関分室はこの向きから見て、食堂の左手にひっそりとたたずむ。
来庁者駐車場もあるらしい。大型トレーラーが行き交っているので車の方が安全かも。
一階は無人なので、2階に上がって用件を説明すると、「なんて非常識なヤツだ」と言いたそうな顔で三階に行けと言われる。知らんがな・・・
三階で伺うと極めて丁寧に椅子に案内され、下記の用紙を記載・インボイスや納税通知書から所用事項を写していく。その間、係の人がクランクの写真を撮ったり書類をコピーしたりしている。クランク長の刻印を説明したりするので、梱包して行かないこと。
最終的にかかりの方と一緒に梱包することになる。PPテープぐらいは貸してもらえるが箱とかは自分で用意する。今回は箱と梱包用のサランラップみたいなやつを持ち込んでいた。最後に税関の方が黄色いテープで封印をしてくれる。でも「これだとスタンプが押せないな」と言うので「CRCの送付場を一緒に止めたらどうでしょ」と提案したり、マニュアルを見てから独り言で「あ、テープと割印しないといけないのか」とつぶやいてやり直したりとか、あんまりこんなことやりに来る人はいない印象・・・変人ですんません。いや貧乏で、か?
1回目は30分くらいで終了。 せっかくなので波止場食堂にランチに。波止場食堂はもっと、オラオラ系の人が丼で白米食べてるのかと思いきや、小綺麗だし日本の社食とあまり変わらない客層・・・サンラータンメンを食べたけど味はまぁまぁ。
その後最寄りの中華街にある郵便局でEMSで送る。4100円なり。たけぇw
必ず領収書と送付状を受け取ること。 領収書はCRCに写真を撮って送る。送付状を持って再度税関へ。
2回目は送付状のコピーを撮って終わり。5分未満。
手続き自体は簡単とはいえ、昼飯以外でもトータル1時間程度かかった。朝から頭痛がしていたので、だいぶしんどい印象が残る。¥2,400だからやったけど、¥1,000未満では多分やらない・・・さよならガンダムもう来ないよ。
*1:本エントリーは、チームメイトのM・I氏に寄稿してもらいました
オリジナルのロードバイク組立編(ICAN A9)
組立編です。先日オリジナル塗装でオーダーしたICAN A9。走り出せるようになるまで結構時間が掛かった…。とりあえず組立関係について備忘録的に。
パーツアッセンブル
グループセットはR8000系アルテグラ、ホイールはCarbonalの50mmディープと手堅いパーツチョイス。それ以外は適当に、といってもステム一体型ハンドルバーとシートポストが専用品なのでサドルとバーテープくらいしかやることない。とりあえずサドルは手持ちのセライタリアのを取り付け。バーテープは適当に中華の。タイヤはヴィットリアコルサチューブラー25C。
パイオニアのパワーメーターが付くか若干不安だったのだが、クリアランスばっちり!
完成車重量
ペダル無し、ボトルケージ無しで7.3kg。
【重量参考】
S-Works Venge 2020 6.9kg
Aeroad CF SLX 8 Disc Di2 7.57kg
Cannondale SystemSix 7.6kg
TREK Madone SLR 9 7.7kg
FELT AR Advance Ultegra Di2 8.3kg
こうやって比べるとエアロ系としては悪くない。
しかしやっぱりVengeってちょっとおかしいわ。。。なんでこんなに軽いの?ロストテクノロジーでも使ってるの?
組立編
・ケーブル通しに6時間
やはりケーブル完全内装は人類には早すぎるテクノロジー。マジでSAN値ガリガリ削られた…。チームメイト2人がかりで6時間。メンテナンススタンドに固定して、パークツールのケーブル通しを使って。あとはヘッドライトなんかでのぞき込んだりしながら。集中力が無いと無理。全然関係ないけど、脳外科医とか心臓外科医ってすげーわ。バイクはケーブル引っこ抜いてやり直しできるけど手術は一発勝負だもんなぁ。
Fブレーキホースはハンドル側から通すとフォーク側にケーブルガイドがひっかかり、リューターで少しだけ内側を削った。パークツールのケーブル通しに少し長さがあって引っかかったのだけど、掃除機とリボンを使うやり方なら問題無く出たかも。
ICANがどうこうじゃなくて、この完全内装システムはとにかくしんどい。。。次やるときは経験値積んでるから半分くらいの時間で出来そうだけど、当面いやだ。
あと買ってから気づいたのだけど、ケーブル内装タイプのバイクってケーブルアジャスターを取り付けられないんだよね。そうなるとフロント変速のケーブル微調整が出来ない。仮に温度差が夏冬で30度あるとすると0.3mmくらい伸び縮みする。さすがにアジャスター無しは無理か。こりゃやべぇって思ってたら最近の8000系アルテグラはFD側に調整機能が付いてるんだって、知らんかった。んなわけでFDは手持ちの6800系を諦めてFD-R8000に新調。
この動画だと割と簡単に通してるんだけどなぁ…
youtu.be
・精度は非常に高い
フレーム内部つるっつる。パーツはパチっと組めてズレ無し。素晴らしい。塗装がフラットマウントのブレーキキャリパー取付部に少し乗ってたけど、エア抜きして使ってみたらタッチも悪くなかったのでそのまま組んでしまった。そのうち気が向いたらサーフェイシングするかも。
カーボンの加工精度が悪いと影響が出やすいのはシートポスト。乗ってるうちに動いたり異音が出たりするからあーダメだなって分かる。特にカムテール形状のは真円形状と違って難易度が高い。普通にマスプロメーカー品でもズレたりするもんなぁ。A9のは精度良く、スルッと入り、軽い力でピタッと留まった。念のためファイバーグリップを塗って組付け。BB、ヘッド周り、エンドは言うに及ばずきれい。
・Rディレイラー調整問題
FDを8000系にしたついでにRDも8000系に新調。初のシャドーデザイン。フレーム側(エンド金具?)の問題なのか、シマノコンポとの相性問題なのか、チェーンのテンションがどうしても足らず、インナートップでチェーンがダルダルになる。しょうがないので長いボルトをホームセンターで買ってきて、テンションボルトを交換して対応した。何が問題だったのだろう?変速もちゃんと出来るしとりあえずあんま気にしないことにしたw
ここは私の勘違いでした。訂正記事はこちら。
behind-the-bar.hateblo.jp
・ニッセンのケーブルは神
はじめ適当なケーブルで組んだら屈曲がきついのかフロントが変速出来ないレベルで重い。「ふんっ😣!!!(ガッチョン!)」という感じ。これはさすがに手首痛めるわ。。。Di2にするか相当悩んだが、ダメ元でニッセンのケーブルに変更したら割と普通の重さになった。つまりニッセンのケーブルは神。内装でフルアウターなのでこの手のフレームではケーブルは良いものを使うべき。女性とか握力が弱い人なら初めからDi2で組む方が良いと思う。
・ヘッドパーツはゴムシール無し
通常ヘッドパーツはヘッドに水が入らないようにゴムシールが内蔵されている。ところがこのヘッドパーツはそれが無い。というか、ケーブルを通すために穴が開いてるのでたとえゴムシール付けてたとしてもどこかしらか水が入りやすい構造だ。ヘッドベアリングが錆びるとケーブル全交換が必要になるのでなるべく避けたい。ブログを読んでると、同様の構造のVengeとかでヘッドベアリングがゴリゴリしてきて大変、みたいのを見かけたりするので塩が入らないよう注意しないと。ローラー台で使うのは絶対止めておこうと思う。
・ハンドル破損→交換
ステム固定ボルトが長く、締めこんだら固定ボルトを入れる袋穴が抜けてしまった。しょうがないので、ICANにクレーム出して交換してもらった。もちろん無料。新しく届いたハンドルバーもボルトが長かったので短いのに交換して対応←2回連続で間違ったサイズのボルト付けるとかどないなっとんねん!というかたぶん設計に問題があると思ってなさげ。
このステム一体型ハンドル、めっちゃ硬い。中華ハンドルってふにゃふにゃなイメージを持っていたが、どんだけ力を加えても撓まない。破損した際も「パキーーーン!!!」という金属っぽい硬質な音を立ててた。このハンドルだけでもかなり価値あると思う。最近の中華パーツ侮りがたし。
組立に結構時間も掛かったし(トータルで15~20時間くらい?)、パーツ交換等では面倒なやり取りもあった。そういうのが嫌な人はキャニオン買うのが正解だと思う。これなんかコスパ最高。
Aeroad CF SL 8 Disc ¥399,000 7.78 kg
www.canyon.com
なんでキャニオン買わないのかって、自分でデザインしたり好きなパーツ選んだり、大人のプラモデルというか、ロマンですよロマンw
中華カーボンはこれでMTBとロードで2台目だけど、なんというかおもちゃっぽく扱えて癖になるな。Canyonもそうだけど、一度こういう超コスパのバイクを経験しちゃうと大手のメーカー品を買うのが馬鹿らしくなってくるというか、コスト感覚がだんだん麻痺するというか。変な例えだけど、遊び慣れた異性といちど付き合うと目が肥えてしまって、結果として婚期が遠のく…みたいな。自分の周りでも、「もうCanyon以外買えない」って言ってる結構人多い。
でもそういうの、良くない部分もあると思うんだよね。試乗会があったり、日本語のレビューがたくさん手に入ったり、アフターサービスがしっかりしているのはメーカーがちゃんとしかるべきマーケティングコストを支払っているから。そういうところ無視して高い高い言うのはフェアじゃないよな。
...Canyonは試乗会もやってるし日本語のレビューもいっぱいあるしアフターもちゃんとしてるんだが…?やっぱCanyonは神?w
工具について
behind-the-bar.hateblo.jp
オリジナルロードバイクを作った話
オリジナルデザインのロードバイクを作ってみた。まぁ例によって中華カーボンに自分でデザインして塗ってもらっただけだけどw
モデルはICANのA9。サイズは52
見た目はこんな感じ
ルックス
ひゅんひゅんした直線基調のデザインはMeridaのReacto系。絵に描いたようなエアロロード。フォークとダウンチューブまでが一体でデザインされているところやドロップシートステイなど、かなり今っぽい風情。そしてやはり目を引くのはケーブル完全内装でしょう。まったくケーブルが露出していないのでどことなく近未来感がある。
カラーリング
MTBで味をしめたので、今回もオリジナルで塗装することに。デザインソフトでそれっぽいのを作って送ったら上手いこと塗ってくれた。イメージは、キャニオンのBlue FadeやAll-cityを意識した、ややレトロなグラデーション。このフレームの前から後ろに掛けて色が変わっていくカラーリング、好きなんですよね。疾走感がある。仕上げはマット。ロゴは前回作ったMTBと同じく「Plover Cycles」にした。フォントはMTBが結構POPだったので今回は大人しめ。60年代のアメ車のロゴとかに使われるようなちょっとレトロなやつ。
塗装はきれいで、塗りムラなどは見当たらない。グラデーションも非常にスムーズ。ぱっと見、中華カーボンと言われないと分からないレベル。届いたのを見ると、キャノンデールの去年のEFカラーっぽさもあるような。
実測重量
フレーム1176g(Rエンド、FD金具、シートポスト固定臼付。メーカー公称値1090g)
フォーク408g(公称410g)
シートポスト270g(公称320g)
一体型ハンドルバー379g(公称未公表)
フレームの公称値は金具類を除いたものだろうから、ほぼ公称通りかな。シートポストが公称より15%も軽いのは、設計が途中で変わったとか?まぁ軽いに若くは無し。海外では超軽量のテストバイクが初期に少数出回ったらしいが、結局壊れてしまったとかなんとか。マスプロメーカーのエアロロードと比べるとちょっと重いのはこの辺にも理由があるのかな。逆に言えば耐久性は高そう。
ちなみに完成車重量は7.3kg(ペダル、ボトルケージ除く)。案外悪くない数字じゃない???
購入場所
今回も前回のMTBと同じくAlibaba。オフィシャルのショッピングサイト経由でも購入できるし、アリエクスプレスでも買える。個人的には、オリジナルの塗装をしたいならAlibaba、そうじゃないならアリエクスプレスが良いんじゃないかと思う。どちらもAlibabaが運営していて消費者保護機能が結構強固。届いた商品に不備があったとか、そういうときに面倒が少ないと思う。
Alibaba
www.alibaba.com
アリエクスプレス
s.click.aliexpress.com
納期
納品は問い合わせから納品まで1か月半くらい。デザイン面でのやり取りに1週間ほど時間が掛かったので、やろうと思えばもっと早く納品されるはず。
価格
フレーム、フォーク、シートポスト、一体型ハンドルバー、ヘッドセット、コラムスペーサー、予備のディレイラーハンガー、塗装、送料まで入れて〆て10万ちょっと。塗装しなければ8万円前後だろう。完成車のトータルコストは手持ちのパーツを流用したりして23万ほどだった。関係ないけどチーム内では130万円のことを1ヴェンジと言うのが一時期流行った(例「いやー結婚式と新婚旅行で3ヴェンジ吹き飛んじゃいましたw」等)。今回のフレームはたったの0.08ヴェンジ。いやぁお安いwww
その他
製造工程動画がYouTubeにあった。検査の様子なんかかなり興味深い。
www.youtube.com
その他の候補
Workswell R-268、Hongfu FM339(Avenger R7)も候補だったのだが、今回Icanにしたのは営業マンの対応が良かったから。MTB(Carbonda FM936)のときもそうだったけど、やはり何を買うかより誰から買うかの方が後々を考えると成功する。今回、トラブルがあってパーツ交換したのだが、すぐに対応してくれた。最近はTarmac SL7やEmondaなど、エアロを意識した軽量な総合系フレームがトレンドという感じだが、サーキットエンデューロがメインの自分にはバリバリエアロの方が良いような?まぁこの辺はロングタームで判断したいところ。
コスト
流用パーツを除いて23万ほど。もし流用無しで全部新調すると30万ほどかな。7.3kgのエアロロードは30万じゃ買えないと思うのでお安く上がったとは思う。まぁあれです。なんちゃらなんちゃらで手に入った10万円を使いました。おかしいな、、、それ以上使ってるぞw
稲城クロス 20201011
2020年10月11日㈰
天気 曇
気温 最高23度
稲城クロス初参加。これがシクロクロス2020-2021シーズン初戦。辛く、苦しく、泥まみれ。なのに何故かまたやりたくなるシクロクロスのシーズンがやってきた!
www.inagicross.tokyo
午前中は霧雨の降るややどんよりした天気。前日までの台風14号の影響で、コースコンディションはかなり悪いとの情報。前日の様子がTwitterに上がっていたがコースが川になっていた。色々聞くと河川敷で砂交じりな土質なので、泥のタイヤ離れが良く、ノーマルタイヤでも大丈夫とのこと。マッド用のタイヤを使うかかなり悩んだが、結局は普段と同じドライ用のSERACで行くことに。試走は当日とのことだったし、路面もかなり気になるので少し早めに会場へ。会場ではMTBで来ているライダーを多く見かけた。ウェットならいっそのことMTBで、ということだろう。ところが路面は思ったほどひどくない。時間とともにだんだん気温も上がり、自分が走るM2のころには、コースの半分がドライ、半分がウェット。これくらいだとMTBよりシクロクロスだろう。タイヤもノーマルで良かった。天候がもっと悪ければMTB勢が優位だったのでこの辺はギャンブル感ある。
今回コースを一部作り直したみたいで、結構地形が凸凹してた。場所によってはMTBでも良さそうなところも。とは言え基本フラットだし全体としては走りやすいコース。中井の地獄の階段とか、幕張の土手下りとかに比べるとはるかに楽。初心者をはじめて連れていくには良いと思う(ただしドライコンディションに限る)。
13:30、M2スタート。出走順は12、リザルトは9/22。CM2初挑戦としては悪くないが、けっこう不本意。ちゃんと立ち回れば5位は狙えたはず。M2優勝タイムとの差は2分弱で、前回の中井ではM2トップとの差が3分近くあったことを考えると、フィジカル面はやはり伸びている。問題はスキル。落車はしなかったが、泥にフロントを取られてかなり足つきをしてしまった。フィジカルの伸びにスキルが追い付いていないというちぐはぐな感じ。階段とシケインは問題なさそうだったので、重点課題はコーナリングだ。ハンドルをコジり気味に曲がる癖があってそれが泥で滑る原因だろう。もっともっとスムーズにこなせるようにしないと。中井のときには遠く感じたM2上位陣の背中は見えたように思うので、不本意ながらも手ごたえを感じたレースだった。
M3のときは昇格だけ考えていれば良かったのだけど、M2は成績が悪いと降格となる!!!降格基準はシーズン終了後、AJOCCポイントで全国250位以内になっていないといけないらしい。そんなこともあってM2のレースはM3より最後まで競る。みんながっつりブロックしてくるし「お前には絶対譲ったらんでぇ!」という意思をひしひしと感じる。でもレース前後はみんなほのぼのなんだよなぁ。この辺がシクロクロスの良いところ。
バイクはいつものRidley X-bow。ブレーキをTRPのミニVブレーキに換装して非常に効くようになった。懸念の泥つまりは無し。タイヤはIRCのSERAC(チューブド)。空気圧は前1.9、後ろ1.95。ホイールが目視で分かるくらいに振れ始めたので近々振れ取りしないとだめだな。ギア比はF40、R11-27。もう少し軽くても良かったかな?カセット買うの面倒だから(10速なので)F38にしてみようかな。
有名人も結構出場していた。RX高岡氏がC4独走で盛り上がってたけど、C3に出てた西園良太氏もかなり速かった。高岡氏、走ってないときは人の良さそうな感じなんだが、ひとたび走り出すと豹変。身体をガツガツ当てて抜くわ、抜き際に「ぶるわぁぁ!!!」とか言って圧掛けるわで半分ヤクザ←褒めてます。フィジカルもスキルもそうだけど、それを支える「闘争心」が勝利に必要なんだってことが良く分かる。逆に西園氏は言われないと分からないオーラの薄さ。でもすげー速い。あ、弱ペの渡辺先生も来てた。
シクロクロス仲間がC4で入賞して昇格、めでたい!
どうでも良いんだけど、今回のC4、40オーバーがやたらいた。エントリーの半分くらいが40オーバーなんだが…。マスターズ(特にM2)はとても人が少ない。M2エントリー数が少なすぎてレースによっては1位になっても昇格できないような状況。M3が増え、結果的にM2が増えた方が自分の昇格のチャンスが増える。40オーバーの皆様ぜひマスターズへお越しくださいw
運営はクロスコーヒー(というかチャンピオンシステム)なのかな?計測チップも使ってないのにリザルトが出るの早いし、コースマーシャルも十分な人数いるしで運営しっかりしてるなぁって印象。ライダーに愛されている理由が分かる。
クロスコーヒーとの繋がりがあるせいか、おしゃれライダー率が非常に高い。稲城クロスのRapha率は異常。PNSも結構いた。比較的近所の「CYCLE CUBE」が推してるからかな?バイクもAll-cityとかSPEEDVAGENとかおされなの走ってる。とは言えやっぱり多いのはCanyonのインフライトやスペシャのCrux。余計なお世話だけど、ファンアールト駆るビアンキZolderを見かけなかったような気がするのでビアンキジャパンさんはもっとシクロクロスに力を入れるべきだと思います。
次戦は湘南クロスかな~
某グラベル 20201003
日時 2020年10月3日
距離 約40㎞
獲得標高 約6~700m
天気 晴
気温 失念
某ジャージメーカーがクラブライドのコースにしたり、都心から近いことで知名度のあるルート。チームメイトが走ったことがあるというので、その手引きで走ってきた。グラベル×2台、シクロクロスバイク×2台の合計4名。
グラベル裏山大冒険
このコースはひとことで言うなら、裏山大冒険!マジで楽しい!
シングルトラックあり、グラベルあり、荒れた舗装路あり。未舗装率は10%前後。『ロードでは走行不可能、MTBでは物足りない』感じで正にグラベル/シクロ向け。田園地帯というのもあり、車はほとんど通らない。代わりに、農家の方や散歩する人がそこかしこで歩いている。最近のMTBはハンドル幅がめちゃ広いので、MTBで爆走すると物々しすぎるかも。すれ違いや追い抜きに気を遣う。この界隈は限界の低いドロハンのグラベルロードでのんびりというのがマッチしていると感じた。
枝道がそこここにあり、ここはどうなんだろう?あそこの先はどうなってるんだ?という冒険心がムクムクと湧き上がる。「ここ入ったらめっちゃ楽しそう」って10回くらい言った。多分枝道探検してたら何回走っても飽きなさそう。
獲得標高は大したことないが、登りが全体的に急で短い。いわゆる「パンチのある坂」。ギア比はF40-R28でギリギリ。1:1あれば安全。登りの良いトレーニングになった。とは言え距離は大したことないのでキツイよりも楽しいが先立つ。
タイヤはシクロクロス用32Cだったがシングルトラックではやや不安。38Cくらいだとオンオフどちらもバランス良かったかも。とは言えシクロクロスバイクのトレーニングの一環という位置づけだったのでまぁそれはそれでよし。トピークの大型サドルバッグ+中華ハンドルバーバッグで行ったが、悪路ではサドルバッグの揺れが気になる。バックパックの方が良いかな。
住宅街が近いこともあって、遭難の心配無く安心してアドベンチャーが出来る。この身近なのに冒険できるって意味で裏山大冒険かなって。
ここ走る用にグラベルバイク買うのは真面目にありなチョイスだと思う
輪行だと自由度が高い
駅が近くにあるので輪行集合しやすい。ルートも駅が近い場所が多く、脱出が容易。全員輪行で来ていて、スタート、ゴールの自由度が高くできた。輪行だと打ち上げと称してビールを飲めるのがポイント高い(笑)
近場にこんなルートがという驚き
ロードバイクではたまにはしるこの界隈。このすぐ近くにグラベルもあるルートがある、この驚き。普段走ってるルートのすぐそばにこんな面白い道があるのか!というのは大発見。ガチのロードルートを離れ、バッグにコーヒーセット入れて友達とわいわい言いながら山に入っていくのも良いもんだなぁ。
保全地域について
保全地域の近くを走ったり、農地のそばを走ったりするので、大人の走りを要求される。大人数で走らない。徒歩の人への挨拶。狭い場所では降りて譲り合い等々…当たり前のことを守っていれば良いんじゃないかと思う。自転車走行禁止ってわけじゃないしね。MTBが合わないなって感じたのはこの辺もある。ルートが複数の市町村に跨っているし、住民の温度差もあるだろうから、この辺統一されたコンセンサスを得るのは難しいかも。MTBトレイルと根っこは同じかもしれない。その辺ちょっと悩ましいのでルートは非公開。
ミクロの話としては、走る我々がマナー良く行動することが大事。
デジイチを持って行ったのに痛恨のSDカード入れ忘れ…エモい写真をたくさん撮ったはずが全然残せなかった。また行く理由が出来たw
ダウンカントリーバイクって何?
ダウンカントリーってどんなカテゴリーのバイク?ってチームメイトに訊かれたんだけど…すみませんちゃんと定義は把握しておりません。えーとたぶんあれですね、ダウンヒルとクロスカントリーのいいとこどりみたいな、そういうやつ、たぶん。
気になって調べてみたけど、日本語ではググってもあんま記事が出てこないな。
海外の記事なら分かりやすいのがある。
www.mbr.co.uk
【訳ここから】
ショートトラベルでアグレッシブ。ダウンカントリーバイクは、トレンドの最前線に位置しています。このカテゴリーのお気に入りのバイクをご紹介します。
- ダウンカントリーバイクとはどんなバイクか?
- サスペンショントラベルは120mm以下です
- ヘッドアングル67度以上はありません
- ビッグホイールのみ
- スペックシートは誤解を招く可能性があります
- 話題のダウンカントリーマウンテンバイク10選
ダウンカントリーバイクとはどんなバイクか?
一般的なマウンテンバイクの分類とは異なり、ダウンカントリーはサスペンショントラベルだけでカテゴライズされるものではありません。ダウンカントリーバイクは、ショートトラベルとプログレッシブジオメトリーの組み合わせがすべてです。しかし、ショートトラベルとはどのくらいのトラベル量なのでしょうか?また、「プログレッシブ」ジオメトリーとは何を意味するのでしょうか?
私たちの仕事は、マウンテンバイクの混沌とした世界をより多くの人に理解してもらうことだと思っていますので、ダウンカントリーバイクの基準を列挙したいと思います。
サスペンショントラベルは120mm以下です
サスペンションのトラベルは前後とも120mm以下としましょう。典型的なダウンカントリーバイクのリアトラベルは100mmくらいです。フロントに130mmトラベルのフォークを持つ場合は除外されます(もちろん普通はね)。ただ、中には我々が許容する範囲を超えた例外もあります。そうでない場合は普通のトレイルバイクに近すぎます。だから、Norco Optic、Nukeproof Reactor 290c ST、YT Izzoは外れます。あまりにもトレイルバイクすぎます。
とはいえ、前後トラベルを100mm以下にするべきではありません。それはXCレース用となります。
ヘッドアングル67度以上はありません
ヘッドアングルの話です。ダウンカントリーに分類されるためには、XCとは異なるジオメトリーが重要な要素となります。ジオメトリーといっても、実際にはヘッドアングルのことを指します。ダウンカントリー用マウンテンバイクのその他の角度や計測方法については、現在のところあまりコンセンサスが得られていないのが現状です。
しかし、すべてのダウンカントリーバイクのヘッドアングルは67°よりも急な角度にすることはできません。66°は最も一般的に見られる数字です。
ビッグホイールのみ
ここには27.5のホイールはありません。27.5と29のミックスであるマレットのセットアップでもありません。ダウンカントリーのカテゴリは29インチのホイールが支配しています。
スペックシートは誤解を招く可能性があります
ダウンカントリー用のフォークの中には、本格的なクロカンレース用のフォークもあります。34-35mmの中途半端なスタンチョンのものもあります。4ポットキャリパーブレーキと巨大なローターを装備したものもあります。180/160のツインポットのものもあります。中には、ステムがダサいものもあります。ステムの長さが50mmを超えるものもあります。
ダウンカントリー体験の鍵を握っているのは、おそらくフィニッシングキット(ハンドルやタイヤなど)なのだと思います。それからライダーがライドに何を期待しているかが重要です。一部のダウンカントリーバイクは、元XCのピチピチジャージを着た連中が、より楽しく、より少ない努力でライドを楽しみたいと思っている人をターゲットにしているように見えます。それ以外のダウンカントリーバイクは、超高性能なエンデューロバイクに飽きてしまって、日曜のトレイルライドに限界を感じているやばい連中をターゲットにしています。
私たちの意見では、後者のタイプのダウンカントリーバイクが最も面白く、エキサイティングだと思います。トレイルバイクのふりをしたクロカンレースバイクは、アドレナリンを出すために必要なものだけを削ぎ落としたエンデューロバイクに比べて、面白みのある提案ではありません。スラッカー、ロング、ローダウン...ショートトラベル... これが定義です!異論は認めるぞ!
話題のダウンカントリーマウンテンバイク10選
Cannondale Scalpal SE
https://www.cannondale.com/en/bikes/mountain/trail-bikes/scalpel-se/scalpel-carbon-se-1
これは、ダウンカントリーにスープアップされたXCレースバイクの良い例です。キャノンデールはスカルペルXCレースバイクの前後に20mmのトラベルを追加しました。ヘッドアングルも68°から67°と少し緩くなっています。しかし、最も大きな違いはフィニッシングキットかもしれません。ドロッパーシートポスト、ショートステム、ワイドハンドルバー、大容量タイヤを装備しています。Evil Following
https://www.evil-bikes.com/a/bikes/following
まだリストの2台目ですが、もうダウンカントリーのルールは破られています。このバイクには130mmトラベルフォークが付属していますが、このバイクはショートトラベルバイクの代表格であるEvilに相応しいと感じたから紹介しました。このバイクは、経験豊富なエンデューロレーサーのダウンカントリー用バイクの中でも最も優れた例の一つです。Guerilla Gravity Trail Pistol
https://ridegg.com/products/trailpistol?option=Race
本国アメリカでもカルト的なブランドであるゲリラグラビティのバイクは、イギリスのトレイルではあまり見かけることがありません。アメリカ製のカーボンファイバーを使用していることが彼らの強みであり、価格は恐れるほど高くはありません。Trail Pistolは彼らのダウンカントリー用バイクです。120mmのサスペンションと印象的なジオメトリー(ヘッド角65.9°、シート角78.1°、Lでリーチ493mm)、そしてよく考え抜かれたパーツが組み合わされています。KONA Hei Hei
https://www.pinkbike.com/news/review-konas-fresh-hei-hei-can-make-cross-country-fun.html
一見するとダウンカントリーのマウンテンバイクには見えないかもしれません。Hei Heiのヘッドアングルは67.5°で、上記のルールを破っています。はいはい、ヘッドアングルが67.5°というのはルール違反です。しかし、上記のEvil Followingと同様に、ダウンカントリーのアーリーアダプターとして印象的な存在であり、ムーブメント全体の道を切り開いたモデルだからこそ、このリストに入れたのです。Hei Heiは、本を表紙で判断できない、あるいはバイクをジオメトリーで判断できないという典型的な例です。NS Synonym TR2
https://www.nsbikes.com/synonym-tr1,429,pl.html
比較的無名のブランドでありながら、既成概念にとらわれず、ちょっと変わったことをすることに恐れていないブランドNS Bikes。60mmのロングステム、760mmの狭いハンドルバー、そして細身のタイヤという、ちょっと変わったスペックにもかかわらず、NS Synonymの基本的な数値は、ダウンカントリーでの活躍を印象づけてくれる。前後トラベルは120mm、ヘッドアングルは66°、Lサイズのリーチは491mm。Orange Stage Evo
https://www.orangebikes.co.uk/bikes/stage-evo-xtr/2021
旧型のオレンジフォーはディスコンみたいですが、その代わりに登場したのが、StageのスケールダウンバージョンであるStage Evoです。フォークトラベル(130mm)はダウンカントリーのラインを越えているが、リアトラベルは116mmしかないので、これで良しとしましょう。明らかにダウンカントリー路線の一部であるにもかかわらず、Stage Evoは独自の路線を歩んでいます。他のOrangeと同じように、多くの魅力があるか、全く魅力が感じられないかのどちらかでしょう。1日乗ってみて、私たちはこのバイクの大ファンになりました。Santa Cruz Tallboy
https://www.santacruzbicycles.com/es-CL/tallboy-my19
永遠にプレミアムであるという彼らの好ましい状況にもかかわらず、サンタクルスは頻繁に最先端の後塵を拝している。しかしTallboyはそうではありません。実際、2009年に発売されたTallboyの最初のバージョンは、多くの自転車メディアの報道陣に29インチホイールへの熱狂的な支持を与えた自転車だったのではないでしょうか。他のどのバイクよりも、Tallboyはダウンカントリーの起点となっています。新しいバージョンもまたその先頭を走り続けています。Speciarized EPIC EVO
https://www.specialized.com/jp/ja/stories/epic
さて、ここからがダウンカントリーの面白いところです。先駆的なEnduro 29と同様に、Epic Evoは、ダウンカントリーの行く末を示す最初の本当に適切に実行された例であると言えるでしょう。なぜこのようなことを言うのでしょうか?それは、これまでのダウンカントリーバイクの中で最も広い範囲をカバーしていると思われるからです。ワールドカップXCレースに出てもいいし、日曜のセッションに出てもいいし、好きなように走らせてもいい。Transition Spur
https://www.transitionbikes.com/Bikes_Spur.cfm
”ハッバ-ハッバ” ”ホイット・ウー”(いずれも興奮を表すスラング) といったところでしょうか。新型トランジション・シュプールは ダウンカントリー・マウンテンバイクの王座を 奪うかもしれない。見てください。シャープでありながらも親しみやすい美学を具現化した、現代のショートトラベルマウンテンバイクの優れた例と言えます。トランジションは、まさに「デキル小さなブランド」なのです。Yeti SB115
https://yeticycles.com/bikes/sb115
正直なところ、ダウンカントリーバイクが届くまで何年も待っていたのに、同じ日に2台も届きました。イエティSB115とそのダウンカントリー性能には賛否両論あるが、このリストに入れておかなければならないのは、人気が高いからだ。現代のYeitsの中でも最も見栄えの良いモデルの一つであるだけでなく、クロカンやマラソンに出てくるような少し年配のライダーにも魅力的なモデルであることは間違いない。Whyte T-120
https://whyte.bike/collections/t-120-trail
こいつはおまけです(笑)。11台目のダウンカントリーバイクがトップ10にランクインしました。またルールが破られて 申し訳ありません。この手のリストにはよくあることですが、広い世界に向けて公開すると、多くの人が「でもあのバイクはどうなの?」と。ほとんどの場合、その提案はあまり良いものではありません。しかし、今回は本当にこの特別なバイクを掲載すべきだったのです。ヘッド角65.6°、前後120mmのトラベル、ロングトラベルのドロッパーポストに480mmのリーチ、有能なフィニッシングキットを搭載しています。ダウンカントリーのすべての定義を完璧に満たしています。2021年には他にも何が登場するのでしょうか?秋にはダウンカントリー用マウンテンバイクが続々と登場することでしょう。
【以上訳ここまで】
ふむふむ、①前後120mm程度のトラベル量、②HA67°でロングリーチなジオメトリー、③XCレース向けではないパーツアッセンブル、この辺がダウンカントリーの定義ってことか。もちろんこの定義自体はMBRオリジナルのもので、厳密なものではないと思うんだけど、ひとつの指針にはなると思う。
実際、ほとんどのMTBライダーはガチのXCレースなんてめったに出ないし(出ないよね?)、そもそも国内ではそんなXCレース自体が少ない。また、ゴンドラのあるゲレンデ常設のDHコースへ行く頻度も低いと思う。
やはり、基本は自分で登って下ってくるトレイル自走スタイル。そういったライダーのために昔からオールマウンテンというカテゴリーは提唱されてきて、一定の支持を得ている。ダウンカントリーはそのオールマウンテンのポジションに新しく収まりつつある(あるいは上書きしつつある)カテゴリと言えそうだ。
実際、自分が乗ってるFM936もこのカテゴリーで、もうこれ以上ないほど幅広く使ってる。
我ながらびっくりするほど使い倒してるなw
ショートストロークなので登りをあまりスポイルせず、ヘッドアングルが寝ていてホイールベースが長いので高速の下りで安定している。タイヤとハンドルバーを変更することでクロカン寄りにもダウンヒル寄りにもセッティング変更が可能だ。もちろん、中途半端と言えばそうなのだが、1台持つなら無駄の少ないチョイス。
ダウンカントリーという言葉が注目を浴びる背景は何だろう?
オールマウンテンカテゴリが過激化(エンデューロバイク化)して、だんだん自走で登るのが辛くなってきたことの揺り戻しがあるのかもしれない。e-MTBが普及していく中、e-MTBの登りの速さに人力でついて行かなくてはいけないケースが増えているのかもしれない。XCバイクのフルサス化が進み、パーツアッセンブルやほんの少しのジオメトリー変更でオールマウンテンライクな走りが出来るようになったことがあるかもしれない。たんに人々がオールマウンテンという言葉に飽きてしまったのかもしれない。あるいは海外のグラベルバイクブームによって、基本性能が近いクロカン系MTBのニッチがグラベルバイクに浸食されているのかもしれない。
たぶんそれぞれの理由がすこしづつMIXしているのかも。
割と単純にダウンカントリーって語感が結構良いよね。スキーとかのバックカントリーに通じるものがあってアドベンチャー感がある。面白そうだから定着してほしいw
【追記】
Canyon LUX Trailが発表されてから、この記事のアクセスが増えています。まさにLUX Trailはダウンカントリーバイク。レース参戦しないなら2021年におけるベストMTBなんではないかと思います。