Plover Cycles Blog

ロードとMTBとシクロクロスと。

Carbonalのディスクカーボンホイール

今回新しく組んだIcan A9。ディスクブレーキバイクなので当然ホイールも新調。チームメイトが使っていて、出来が良いと評判のCarbonalのを購入。Carbonalは、リムとホイール専業の、いわゆる中華カーボンメーカー。直販サイトにもかなり力が入っている。直販サイトがあるのは、毎度のことながら下請け脱却ということでしょう。

企業サイト
www.carbonal.com.cn


ショッピングサイト
carbonal.net

販売しているのはリムとホイール。ホイールはいわゆる完組ホイールではなく、量産の手組。ちょうどFFWDがやってるようなスキームだ。吊るしのものはあまりなくて、いくつかの項目を好きなように選ぶセミオーダースタイル。

リム:リム高、幅、仕上げ(マットorグロス)
タイヤ:クリンチャー/チューブレス、チューブラー
ハブ:DT240、DT350、Novatec、Bitex
スポーク:CX-Ray
ニップル:ブラス、アルミ(色指定可能)
この辺が指定できる。これくらいできればかなり自分の用途にあったものが選べそう。

今回購入したホイール

リム:Carbonal(非対称) UD 50mm チューブラー マット仕上げ
ハブ:Bitex(BX306 & 312) ストレートプル F12 / 100mm、R12 / 142mm
スポーク:Sapim CX-Ray
カセット:Shimano 11速
ディスク:センターロック
ニップル:アルミ黒
重量:1273g
[Disc Brake] 700C Road Bitex BX306 & 312 + Sapim CX-Ray Spoke 25mm Wide TUBULAR Wheelscarbonal.net
50mm超ディープ、チューブラーリム、ディスクのハイエンドホイールで比較すると…
カンパ BORA ONE 50 DISC 1348g
FFWD F6D 1470g
Shimano Dura-Ace C60 1355g
こうやってみると悪くないんじゃないでしょうかね。


価格

ホイール代$518+送料$47=$565
(購入時レートで¥63,433)
普通に日本で同じくらいのスペックのパーツをバラで買うだけで10万以上しそうなんだけど。。。
組立工賃込みでなぜこの値段で買えてしまうのか。。。

支払い

海外通販御用達のPaypal

納期

今回は3週間くらいだった。人によって差があるがだいたい2~4週間程度のようだ。配送事故が絶対に起きなさそうなしっかりした専用箱に入って届いた。ちなみに中はホイール本体のほか、保証書、検品者のサイン、予備スポーク2本、予備ニップル2個が一緒についてきた。これはかなりありがたい。特にストレートプルのCX-RAYは入手性が悪そうだからかなり助かる。

ルックス

地味。どこにもブランドロゴが入ってないのっぺらぼうホイール。ただの黒い車輪で、良くも悪くも足元が引き締まって見える。演出性が欲しい人は物足りないかも。そういう場合はホイールステッカーを買うなり自作するなりしても良いかも?

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地味なルックスのCarbonalホイール

出来

リムは最近流行りの丸いやつ←なんていうの?確か前からの風だけじゃなくてヨー角がついても影響を受けにくい形状なんだっけ?
https://ja.carbonalbike.com/uploadfile/201808/15/418c68cfbd7c22d0008ab50dad654b77_medium.jpg

アイレットの処理もきれいで文句無し。アシンメトックなリムはバルブがまっすぐ取りつかないことが多いんだけど、これはバルブのところに、ワッシャが付くようにフラットな形状にしてある。
ハブはBitex。ここんちのハブはNovatecと比べると一段落ちる印象だったが、アンチバイトガード(カセットが食い込まないようにフリーの爪に鉄のパーツが埋めてある)がちゃんと付いてたし、(当たり前だけど)ガタやゴリ感無し。DTやNovatecと比べるとアフターパーツの入手性が悪そうだが、自分は過去一度もハブの故障を引いたことが無い。悪天候のロングライドもしないし、これで良いや。メンテナンスしたい人はハブをDTにすれば良いと思う。ブレーキはセンターロック。
振れ取り台に掛けて回してみたけど、当たり前だけど全然触れてない。スポークにぎにぎしても全周に渡ってテンションは同じくらいになっている。深圳の工場で毎日熟練スタッフが鬼のように組みまくってるだろうから、そこらのショップごときでは追い付かないくらいの経験値がこもってる(気がする)。
なんというか、文句のつけようもない普通に良い手組ホイールだなって印象。
ちなみに重量の実測は忘れた。持った感じはカタログ通りかな。

インプレ

タイヤはヴィットリア コルサチューブラー25Cを貼り付け。初のディスク用ホイールで、明確な比較対象はないのだが、軽くてスムーズに回る良いホイールだと思う。アマチュアのスプリントごときでは力も逃げない。かといってガチガチでも無いし…優等生シマノホイール的というか。これで勝てなきゃ言い訳出来ない程度には良くできてる。
とは言え100点でも無く。ROVAL CLX 50と履き比べした人が、さすがにROVALの方が印象良いよって言ってたので、トップレンジの性能は無さそう。リムの形状でそこまで印象が変わるとは思えないので、タイヤ、もしくはハブの性能の差かな?まぁ10万アンダーでトップグレードを食うほど性能良かったらトップグレードの形無しだもんね。高いには理由がある。Marginal Gainが必要な人はROVALなりBORAなりDura-Aceなりを買うべし。

まとめ

マチュアの練習用から決戦用までマルチに使える汎用ホイール。6万円前後で練習からレースまで使える1300g以下のチューブラーホイールなんてちょっと無いよ。
個人的には決戦用ホイールは持たない主義。メンテナンスに掛ける時間を減らせるし、決戦用機材に身体をアジャストさせる必要もない。自分は平日はローラーメインで、タイヤが消耗しないのでチューブラータイヤのデメリットも出にくい。ディスクロードのホイールはリムの熱破損が原理的に無いので、リムブレーキ時代よりずっとタフな使用に耐えられる。ホイール1種類で全部カバーすることは良いことずくめだと思ってる。まぁ、「決戦用ホイール」という存在そのものがリムブレーキ時代の名残なのかな。
ちなみにツーリングするときは、ローラーで使ってる鉄下駄履いた10速コンポを載せたアルミフレームの出番w


ちなみにチームメイトでCarbonal持ってる人が4人いる。全員ワイドリムでDTハブのクリンチャー/チューブレス仕様のものを使用中。「とりあえずこれ練習用にして、決戦用はちゃんとしたの買う」とはじめは言いつつ、誰もいまだに決戦用ホイールを買ってないので、まぁつまりはそういうことなんでしょう。「地味だけどこれで良いや」となっちゃう。あ、ひとりだけ決戦用に同じCarbonalのチューブラー買い足してるな。所有欲みたいなものを除けば、アマチュアにはこれで十分。繰り返すけどMarginal Gainが必要な人はROVALなりBORAなりDura-Aceなりを買うべし。


中華系ホイールはAliexpressでも良く見かけるけど、どれもいまひとつ信用できない感が強い。Carbonalは中華系ではしっかりしてるし割と安心して推せる一本。完成車についてるホイールはだいたいしょぼいので、こういうツブシの効くのを持ってると良いんではないかと。

閑話

今まで使っていた、リムブレーキ用カーボンチューブラーをメルカリで手放そうと思ったら、全然値段付かないでやんの…リムブレーキ系パーツは当面中古市場がダブつきそう。逆に言えば良いパーツを安く入手できるチャンス!