Plover Cycles Blog

ロードとMTBとシクロクロスと。

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SDA王滝2020を楽しむ冴えたやり方

【2020年6月22日再々追記】
2020年のSDA王滝は中止になりました。まずはギリギリまで開催の途を探ったパワースポーツに感謝。
おそらく開催地王滝村では新型コロナウイルスに対してかなり強い忌避感があると思います。実家が田舎だから良く分かるのですが、理性とか理解を超えて「写真を撮られると魂を抜かれる」みたいな半分オカルトレベルで「東京(都市部)から人が来たらコロナに罹る」という不安が広がっているんじゃないかと思います。
「マレビト」はその土地に喜ばしいものを運んでくると同時に厄災を持ち込む存在でもあります。MTBer/Gravelerが王滝村にとって喜ばしいものを運ぶ「マレビト」と再び認識されるようになるまで、それなりの時間が掛かるのではないかと思いますね。

この度は、本大会にエントリー頂き、誠にありがとうございます。

大会開催に向けて日程変更、新型コロナウイルスの感染状況の確認及び、開催可能な対策を検討し続けてきました。

緊急事態宣言が解除され開催の可能性を検討しましたが、開催地は安心して開催出来る判断出来ずその地域の事情などを鑑み、協議の結果今年の本大会の開催を断念し、中止を決定しました。

エントリー頂いた選手の方々には、以下を選択頂きます。
・2021年または、2022年の大会へのエントリー振替(費用発生なし)
・エントリー費の一部返金となります。
※上記の選択方法、返金金額及び、方法については、この内容を含めてエントリーされた選手全員にメール(6月下旬)にてお知らせします。

また、参加賞のコンプレスポーツの商品をお送りします。

なお、大会プログラムは、返金に当てるため送付致しません。

よろしくお願い申し上げます。

www.powersports.co.jp


【再追記】
10月3日(土)、4日(日)に延期になりました。

【追記】
エントリー一時中断になりました。
www.powersports.co.jp


SDA王滝2020の日程がオープンになった。
2月8日からはエントリーも開始。

春:2020年5月23日(土)・24日(日)
秋:2020年9月19日(土)・20日(日)
「日本で一番タフなMTBラソンレース」という言い方が正解か分からないけど、ハードなイベントであることは間違いない。2020春大会はちょうど梅雨前になるので、天候も良いかもな~?

2019年は春と秋、両方にチームメイトと参加し、多くの経験値と反省を得ることが出来た。有意義だなぁと思ったことを自分の得た範囲でシェアしたい。名付けて「SDA王滝2020を楽しむ冴えたやり方」

大前提として、参加者個々にフィジカルフィットネスレベル、機材、スキル、経験値などが異なるため、絶対の正解は無いということ。本稿もまぁ参考までにということで。

使い慣れた機材を使おう!

不慣れはトラブルの母、冒険は後悔の父。
バイク、ウェア、アクセサリー、補給食全て使い慣れたものを使おう。
ブログや経験者の意見を取り入れ『手堅い』チョイスをする。特にタイヤ!

ついやってしまいがちなのが「ぶっつけ本番」。これはだいたい失敗する。普段エンデューロバイクに乗ってて、王滝だけクロカンバイクとか、おろしたてのヘルメットとか、そういうのは無し。薄汚れててもちょっと用途と違っても構わないので慣れているものを使う、これ大事。特に身体に触れる4つの「」は換えない。「ペダ」「ハンド」「サド」「ヘメット」ね。
使用機材については保守的なくらい堅いチョイスをすることも大事。タイヤはコンチ、ボトルケージはバットケージ、コンポーネントシマノorスラム。ネットにレビューが載ってないようなマイナーパーツを使う際は事前に十分テストすること。万が一に備えバックアップも用意する。

経験者と参加しよう!

レースはスタートラインに立つはるか前に始まっている。
前準備、王滝村へのアクセス、宿泊、レース進行、ありとあらゆることにノウハウがある。
自分でトライ&エラーを繰り返すより経験値を分けてもらおう。

SDA王滝はセルフディスカバリーなので自分でなんでも出来なくてはならない。MTBレースでしょ?なんて言って適当に考えてると辛い目に逢う。ブログをあさると機材にばかりフォーカスされるケースが多いけど、交通手段、買い出し、宿泊から始まりレース後にどこのお風呂に入るかまで実は色々とノウハウがあるのだ。この辺のノウハウを1から手に入れるのは相当に大変。そういう点では王滝経験者と一緒に出た方が良いと思う。
『日本初開催!』みたいなイベントに手探りでチャレンジするのも楽しいけど、王滝は長く続くイベントなので知恵が蓄積されている。それに乗った方が断然らくですよはい。

補給計画を立てよう!

胃袋はハイオク満タンで!
6~8時間中強度を持続してもガス欠しない補給計画を立てる。
ドリンク、固形、味、予備、どこに入れるか…普段の練習でも積極的に取り入れておく。

SDA王滝は山の中を約100㎞走るマラソンイベント。AACRのように途中途中フィードポイントがあって地元の美味しいものが食べられるなんてことはない。王滝100㎞なら成人男性で1800kcalほどフードを用意したい。形状はゼリーか、固形物か、味は、タイミングは、開封後のゴミはどうするか、バテた状態で胃が受け付けるか…気にするポイントは多い。
個人的にはフラスコにまとめて入れておくのが良いと思うけど、手もべとべとになるし、小分けタイプの魅力もある。この辺はこのあとのロング練習と絡めてテストして自分に合ったやり方を見つけたい。

ロング練習を行おう!

MTBのロング練はあまり意味がない(似たコースがない)
ロードで6時間以上の練習を行った方が効率が良いと思う。
パワメが無くてもパワーがどの程度出てるか感じられるようにする。

王滝100㎞のタイム中央値は7時間くらいだと思う。日本でそのくらい長時間走れるMTB用の場所ってないんですよね。さらに言うと王滝のようなガレた林道も少ない。なので個人的にはMTBのロング練には意味が無いのではないかと。秩父中津川林道なんか似てるというけど、アクセスあんま良くないですからね。首都圏在住者ならロードで中強度を長く維持する練習をする方が良いと思う。アップダウンのある千葉房総とか、長時間走り続けられる三浦一周とか。パワーメーターを付けているなら、6時間出し続けられるパワーがどの程度か、後半どの程度タレてしまうのかも確認しておく。ついでに補給計画もテストしてみると良いと思う。実際昨年の春前には毎月1回以上ロング練を取り入れていた。
この場合、ロードバイクを使うにしても、ウェアやシューズ(SPDも)、ヘルメット、リュック(使うなら)なんかは本番想定にしておく。自分だとノーマルSPDでロングを走ると膝痛が出るのでQファクターの狭いSPDペダルに交換して臨んだ。こうやってロングでトラブルの芽を摘んでおくことが大事だと思う。

こんなもんかな。

それ以外だと、サイコンにルートを入れたりしてる人も多いので、今年はそれはやるつもり。
あと、車中泊か旅館かキャンプか、という前泊計画もあるのだけど、私は旅館泊しかやってないので割愛。

SDA王滝はすごくタフなイベントだと思うけど、きちんと準備して挑めばけして困難ではないと思う。マネジメントが重要というか。そういう意味ではトライアスロンと相通じるものがありそう。

【追記】
2020年のSDA王滝はDNSすることになりそうです
behind-the-bar.hateblo.jp


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今年はこれで参戦だ!