クレアチンローディングは効果的か
ネットを徘徊していて気づいたこの記事
www.rehabilimemo.com
筋トレに効果的なサプリメントをひとつ挙げるとしたら何でしょうか?
この問いに現代のスポーツ栄養学はこう答えます。
「クレアチン」
作用については、上記ブログを読んでもらうとして。いわゆる無酸素領域の強化を図れるサプリメントらしい。
これ、効果があるならロードバイクにも良いのでは?調べてみた範囲ではロードで使ってる人があまりいない。チームメイトでも経験者はおらず*1、これは人体実験するしかないなと人柱精神がむくむくとw
上記のブログでも副作用は無いと明言している。色々他のサイトを見ていると「体重が増える」というのがちょいちょい目にするのところが気がかりな点だが。服用にあたって体重を計ることにした。
ちょうどシクロクロス千葉があるのでその前週から実験開始。
7日前から21g/dayを摂取。そのままシクロクロス千葉、というスケジュール
3月7日(日)
体重71.5kg
服用の際は、クレアチン1gあたり水100ml飲むというのが目安らしい。プロテインシェイカーにクレアチン7gと水500mlを入れて、食後に一気飲み。水っ腹で結構苦しい。足らずの200mlはその後ちょびちょびと飲む。体調等は特に変わらず。
3月8日(月)
1日21g服用ということは、水を2.1L普段より余計に飲まなくてはいけない。これは結構きつい。とにかく1日中トイレに行きたくてしょうがない。
3月9日(火)
外出したので朝と晩に10gづつ服用。
夜にZwiftで「STEP BY STEP」。階段状にレベルがあがる苦手なトレーニングで無理かなと思ったが最後まで出来た。うーん、これVO2MAX付近は間違いなく底上げがありそう。
3月10日(水)
起床時体重73.5kg(スタート前+2.0kg)
とにかくトイレ行きたくてたまらない。前日の疲れ(「STEP BY STEP」)が出てローラー回せず。
3月11日(木)
起床時体重73.5kg(+2.0kg)
夜タバタトレーニング。普段より+2本こなせるんだが?おーすごいな。
終盤ふくらはぎに攣る前兆。限界まで追い込めてる?
3月12日(金)
体重未計測
一日中トイr...
夜SSTショート。途中怪しいがなんとか完遂。脚は確かに良く動く印象。
3月13日(土)
起床体重73.8kg(+2.3kg)
開始から5日経過したので、朝5gのみに変更。
深夜(金曜夜の話)に首と二の腕攣って起きる。寝る前に500ml水分採ってこれである。
翌日のシクロクロス千葉に備え、軽めのインターバルトレーニング。
3月14日(日)
起床体重73.8kg(+2.3kg)
朝5g摂取。シクロクロス千葉本番。不思議と身体が重いとは感じない。脂肪太りだと走ったりすると肉が揺れて「あー太ったな」と感じるが、筋肉に水分が含まれることによる体重増みたいでそういうのを感じない。
しかしというかやはりというか、数字は残酷。試走段階で登りがまったくこなせない。レースもやはり登りで遅れてダメダメ。レース後、身体のあちこちが攣って悶絶。
メリット、デメリットを整理するとこうかな。
【PROS】
最大出力向上、インターバル耐性向上
【CONS】
体重増加、水分取らないと攣りやすい。
n=1で結論付けるのはあれだが…。
トラック競技、BMX、MTBエンデューロ*2、トライアルなどの長くてもVo2MAX領域で終わる競技には向いてそう。
それ以外の、つまり有酸素領域がメインのロードレースなんかは使い方が難しいサプリメントだ。使い方に精通したトレーナーさんなんかと計画立ててやらないと、という感じ。
シクロクロスは比較的短時間だから良いかもと思ったがやはり体重が重くなるのは影響が大きい。なるほど自転車関係ではあまり目にしない理由も分かる。
うん、まぁサプリメント飲んだだけで速くなるわけねーわなwww
上手く行ったらやったことは黙ってエントリー上げないでおこうかと思ったけど、実験失敗なので書いて残しておこうw
シクロクロス千葉20210314
シクロクロス今シーズン2戦目。
496chiba.com
【天候】
晴れ。最高気温20度。強風。
【コース】
ざっくり、芝のアップダウン、シングルトラック、砂浜の3部構成。ストレートはほとんどなくてかなりテクニカルかつパワーライダー向け。登りは斜度がそこそこあり、パンチのある登りをこなせないと厳しい。シケインは低いがタイトターンの直後かつ緩い登りにあって、バニーホップがやりにくい。砂浜は観戦している分にはとても「映え」がある。富士山、千葉の工場群、砂浜、そこを走るシクロクロッサー達。非常にかっこいい!総合的なコース難易度は高い。千葉>幕張>開成≧中井>稲城、くらいだろうか。
【コンディション】
前日の大雨でドロドロかと思いきや、そうでもなく。泥は1か所くらいであとはほぼドライ。ただ、芝も砂も水分を含んでしっとりしており、走りは重い。風も強く快晴だったので、午後は完全ドライだったんじゃないだろうか。
【機材】
バイク Ridley X-bow
ギア比 F40、R11-27(10速)
タイヤ Vittoria cross xl pro 2(チューブド)
ギア比はちょっと重すぎたかもしれない。F38もしくはR最大30くらいが良かったかも。
タイヤは普段のSeracからVittoria cross xl pro 2というウェットタイヤへ交換。
他の人のタイヤを観察していたが、ドライ用のノーマル系タイヤを履いている人が多かった。
【リザルト】
CM2
12/20(出走)
いやー全然だめでした。
【原因と反省点】
フィジカル不足(80%)
フィジカルが足りない、これに尽きる。CM2トップと40秒/周遅れ。ハイスピードとは思わなかったが2周目からタレてしまった。しかも30秒後にスタートしたCM3トップ勢にも抜かれたし。延期や中止続きでモチベーションが微妙だったとはいえ、これはいただけない。このカテゴリーで勝負するなら20分パワーで4.5倍くらい必要かな?ZwiftだとAクラスで走れないと厳しそう。体重管理も含めてここに近づけることを考えなくては。
ぶっつけ本番があった(10%)
当たり前だが、不慣れな機材やトレーニングメソッドを本番で試すもんじゃない。
①前日の大雨で路面が悪いと判断してウェットタイヤを投入したのだが、これがはじめてのウェットタイヤ。なんとかなるかなぁと思ったが、もちろんなんとかならなかったw
②クレアチンローディングを試したのだが、これがあまり良くなかった。パワーは確かに出るのだが体重が増えることと、脱水に弱いというデメリットを実感。
コースの下見するべきだった(10%)
「レースは海岸沿いだしドフラットだろう」と思い込んでいたが、しっかりアップダウンがあった。いちど会場予定地を覗いておくべきだった。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」なわけで。当初1月開催予定だったのだから、見に行く時間は十分あったはず*1。
【その他】
駐車場が満車になったらしい。自分たちはかなり早めに入った(駐車券のNOが25)ので問題なかったが、午後から入る人たちにはだいぶんストレスだろう。
前日の雨の中コース設営し、当日のレースを運営してくれたスタッフには感謝しかない。
屋外ということ、比較的小規模のイベントであることを考えると、新型コロナウィルスの感染リスクはかなり低いのではないかと思った。参加者もほとんどの人はレース以外はマスクを着用していたし。運営の感染症対策も、限られたリソースの中でかなり頑張っていたように思う。参加賞がオリジナル柄のマスクなところも気が効いている。
やはり、MTBに比較すると若いライダーや女性が多い気がする。ポッドキャスターやYoutuberの収録っぽい風景も見られ、レース以外の楽しみ方をする人も結構いるみたいだ。
次回以降のオリンピック競技になるのでは?なんて噂話も耳にした。比較的都市型スポーツで画面映えもするし、十分ありえそう。
今シーズンはこれで終了。降格は免れられそうだが、まったくうれしくない。これはしばらく引きずりそうだ。
次のイベントは4月のうっかり八兵衛カップ!
www.facebook.com
*1:緊急事態宣言下なので、コースの下見は不要不急の外出だとは思うが
LAZER Sphere ロードヘルメット
今まで使っていたヘルメットが3年近く経過したため、更新することにした。
購入したのは2021年モデルのLAZER Sphere。
メーカー LAZER
モデル Sphere
価格 ¥11,368
購入 Amazon
サイズ L
カラー マットストライプ
bike.shimano.com
【デザイン】
カラーは6色。ストライプ、ブルー、レッド、マットダークグリーンフラッシュイエロー、マットブラック、ホワイト.
購入したのはストライプ。ベースがマットブラックで、横にグロスのグラデーションストライプが入っている。前面が青で後頭部に行くにしたがってピンクに変化する。なかなか派手だが、ベースがマットブラックなのでそこまで嫌味ではない。このカラーリング、Cannondaleのチームカラーなんかととマッチしそう。
他のカラーも縦と横を質感を変え、流れるようなラインを演出している(ブラックなら、縦はマット、横はグロスでラインを分けている)。
形状は最近のLAZERで良く見るセミエアロ系。エアロヘルメットと言うと、KABUTO R-1なわけですが、あれ、チームメイト曰く「プリウスのデザイン」だそうです。カムテールみたいに後部を切り落としたところやノーズがツンとしているところはそれっぽい。ちなみにIZANAGIは「LEXUSのデザイン」と。おぉなるほど。それでいくとこのLAZERはニューワーゲンビートルあたりかな?コロンとした丸みのあるFunnyな雰囲気は合い通じるものがある。
別売のエアロシェルを装着すれば厳冬期orTTヘルメットとしても活用できる。
www.lazersport.com
【重量】
重量は実測で297g。特にギミックの無いヘルメットとしてはミドルグレード相当というところ。
【フィッティング】
GENESISを被ったことがあるのでそれを参考に試着無しでLをチョイス*1。オールフィットというヨーロピアンフィットとアジアンフィットの中間だそう。すっぽり頭に合って側頭部に圧迫感等は無い。これならほとんどのアジア人が違和感なく被れそう。とにかく肉が薄く作ってあり、キノコにならず、かなり小頭効果ある。
ギリギリまで締めてちょうど良かったので、もしかするとMでも良かったかも?キャップを下に被る余裕があるのでおしゃれユースにも良いと捉えようw
実際に走ってどうなんでしょう。テストしてみた。
【インプレ】
テスト時の気温は11度。強風注意報が出るような風の強い日に行った。向かい風では結構頑張って40㎞/h超、追い風では無理せず47~48㎞/hくらいまで速度を出してる。
被ったときはまぁ普通かなという感じだったのだが、走ったらこれが非常に良い印象。頭が包み込まれているようだ。これがLAZERの言うアドバンスドロールなんちゃらってやつか?不思議と重さも感じない。頭を振ったときにヘルメットがズレると「重いな」と感じるわけで、これはフィットが優れているということだろう。エアロは分からないが、伏せたポジションのときや振り返りの際に頭が振られる感覚が少なかった気がする。また、なぜかサングラスのずり落ち回数が明らかに減った。これもエアロの恩恵???
顎ひも(ストラップ)は、リボンのような非常に薄い肌当たりが良い素材。これがストレス低減に一役買っていている。ただ、高速走行時は余ったひもがパタパタ言ってやや気になる。クリップのようなものがあると良かったかも。
クーリングについては分からないが、11度環境では特に暑いとか寒いとかは無し。普通。もっとも気になるであろう夏場の頭部冷却性については夏にならないと分からないので、ここはロングタームで判断したい。
【まとめ】
ファンデルポールが使っているので知名度は高いLAZER。最近シマノが代理店になり、入手性も以前より良くなった。自分の周りでもLAZERユーザーは増えている印象。価格も海外メーカーとは思えないほどこなれており、コスパも十分。
カラバリも多いのでウェアやバイクに合わせやすいのも嬉しい。
エアロは欲しいけど、KABUTO R-1はやなんだよ、って天邪鬼(俺だ)にはぴったり。
バイクとのカラーコーディネートもばっちり!
【閑話】
今まで被ってたのはmont-bellのサイクルヘルメットというやつ。軽くて(実測220g)安くて(税込み7,150円)、デザインがいまいちな点を除いて不満はなかった。こないだモンベルショップ行って在庫を見たら製造年が2017年だった。これファーストロットなんじゃ…きっと思ったより売れなかったんだろうなぁ。。。自分以外にここんちのヘルメット被ってるの見たこと無いもん。
webshop.montbell.jp
*1:サイズ表記とJCF認定シールがそれぞれ左右に貼ってあるのは何とかならんのか?最高にダサい
R8000系リアディレイラー取付角度が誤っていた
サイト移転いたしました。
新しいアドレスはこちら⇓
Renthal Fatbar Lite
Renthal Fatbar Lite
www.renthal.com
FM936をトレイル/パーク仕様に変更するにあたりライザーバーを取り付けてみた。定番レンサルファットバー。さっそく山でテスト。
【仕様】
幅 760mm
ライズ 40mm
クランプ径 31.8mm
アップスイープ 5°
バックスイープ 7°
カラー AluGold
重量 284g(実測)
価格 約9,000円
購入 Bikeinn
【ルックス】
やっぱレンサルといえばこのゴールドでしょ!。いわゆるゴールドアルマイトのようなギラギラしたものではなく、遠目にはグリーンかな?と、思ったより地味。おかげでカモ柄SDGベルエアとも相性が良い。
【形状】
上記仕様の通り。
ライズは10mm、20mm、30mm、40mmの4種類。FM936はいわゆるダウンカントリーバイクなので、クロカンバイクにジオメトリは近い。サスストロークも120mmとショートストロークなのでハンドルスタックは低め。トレイル/パーク仕様に変更するに当たって、とにかくライズの大きいものを着けてアクションいれやすくしたい。んで、一番背の高い40mmをチョイス。
幅は760mm。シングルトラックではハンドルの端が木々に引っかかることがあるのであまり幅は広げたくない。でも安定感が欲しいのでなるべく広いバーを使いたい。この妥協点が自分の中では750mm~760mmかな。以前VITUSに乗ってるときは720mmのバーがぴったりだと思っていたので、バイクによってベターな幅は変わりそう。
本当はChromagのFU40というのが欲しかったのだが、国内、本国とも在庫なしってことで、こっち。いや、濃いめのピンクというか赤はあったのだけど、さすがにちょっとバイクと合わなさそうなのでパス。
【インプレ】
以前使ってたバーがUP12°で、それと比べるとややフラット寄りな形状。違和感など感じる間もなくすぐに慣れた。まぁなんというか癖の無い定番の形。ライズが大きいので、今までより手の位置が10mmくらい上に上がって、バイクを引き上げる動きが格段にやりやすくなった。マニュアルアップもだいぶん楽。登りが辛くなるかと思ったが、里山レベルではあまり意識しない。斜度があっても上体をぺたっと伏せてしまえばだいたいの登りはこなせてしまう。王滝のような長時間の登りをこなすとさすがに辛さがあるかも(当然使わないけど)。
ただ、翌日に発生する背中の筋肉痛は前より激しいような?登りでは体重がバーに掛かりにくいので、無理やり登っているのかも。
トレイルではちょうどだが、パークならもっと高いバーでも良さそう。これ以上だとダートジャンプ用の3インチライズとかになるので汎用性が落ちるか。。。
幅が740mm→760mmと両端10mmずつ増えたことで、若干車幅感覚が狂ったのか、2回ほど木にハンドルがヒットした。5mmずつ切って750mmにするか結構悩む。放っておいたら感覚掴んで慣れそうな気も。
カーボンバーの方が振動吸収性が良いかなって思ったけど、そこまで違いは分からない。それより、タイヤの空気圧やグリップの方が支配的。
今まで使ってたUNOのバーより30gほど軽量化。。。軽くなったって感じは全くしないw
パークや里山を走るといった自分の使い方程度では、このハンドルバーの限界をテストすることは出来ないな。おそらくこのバーの限界の「ふもと」すら踏むことは出来ないだろう。それどころか、完成車に付いてるような、一般的なアルミハンドルバーの限界すら見ることはできなさそう。富士見パノラマのAをガンガン走る、くらいではじめて必要なアイテムかもしれない。スライム相手なら「どうのつるぎ」で十分で「ゆうしゃのけん」は不要、そういうこと。
【結論】
かっこいいハンドルバーだ。でも、機能面ではあんまりアップグレードした感薄いなぁ。
ハンドルって、MTBのカスタム箇所で言うとペダルについで多いところだが、よほどのことが無い限り交換の必要が無いかも、ということが分かったのが最大の収穫かもしれないw
緊急事態宣言と自転車マンガ
緊急事態宣言で外出が減ってるので、自転車漫画を読みなおしたり、新しい自転車漫画を開拓したり。
色々あるけど個人的に好きな奴を。
- 「茄子」(黒田硫黄)☆☆☆☆☆
- 「弱虫ペダル」(渡辺航)☆☆☆
- 「シャカリキ!」(曽田正人) ☆☆☆☆☆
- 「のりりん」(鬼頭莫宏)☆☆☆☆
- 「ろんぐらいだぁす」(三宅大志)☆☆☆
- 「サイクル。」(レンゴク)☆☆☆☆
- 「ツール・ド・アンダーワールド」(なかざき冬 楠風夏)☆☆☆
「茄子」(黒田硫黄)☆☆☆☆☆
アニメが圧倒的に有名だが、実は黒田硫黄の手による原作漫画も素晴らしい。というかこのエントリーの8割はこの作品を推したいがために書いたようなものだ。
漫画は実は自転車漫画ではなく、野菜の茄子を小道具に主人公が毎回変わるオムニバス。アニメになった「アンダルシアの夏」はその中の一話。
各話に通底するテーマは”どこまで行ってもそこから離れられない諦観”みたいなものだと思う。「アンダルシアの夏」なら、寂れたスペインの片田舎を捨て、ロードレーサーとして世界中を股にかけるはずが、いまだしがないアシスト止まりの主人公、ペペ・ベネンヘリ。晩夏のブエルタ・ア・エスパーニャを、何の因果か勝ちの薄い一人逃を行うペペ。スペインの茫漠たる風景が亡霊のように主人公に付いて回ってくる...。この、逃げ出したいのに、その人を縛る何か。その曖昧な「何か」を見事にストーリーに結実させている。*1
他にも、世を捨て田舎暮らしをする元大学教授、富士山の気象観測所に閉じ込められた観測隊員、卒業しても実家で何もせずにぶらぶらする女の子、どれも何かに囚われている。かといって暗いストーリーというわけでもなく、クルクルと「何か」の周りを回りながら少しづつ他の場所へ移動していったり、未来を感じさせるオチがあったりと読後感はさらっとしている。筆ペンで書いたような太いタッチ。日常的なのに妙にひっかかる台詞回し。コマのリズム。黒田節さく裂。
*2
あと黒田硫黄は「セクシーボイスアンドロボ」も良い。え?松山ケンイチ主役でドラマ化?ははは、またまた御冗談をwww
*3
「弱虫ペダル」(渡辺航)☆☆☆
いやこれは読み返してないんだけどw
自転車漫画ネタで避けて通れないので。
ストーリーが進むにつれてテニプリ化というかキャプテン翼化というか、ちょっとやってる人間からすると突っ込みが多すぎて悶えてしまう。真面目に乗ってる人間ほどマンガのノリと現実の間でもにょる。自分は8巻あたりで脱落してしまった。いやほらレース中にそんな会話する余裕なんてないんですよやっぱり。汗と涎と鼻水すごいし。
が、自転車ブームを起こした功績を考えれば、比肩するものなき大作。
渡辺先生はほんとにバイクレースが好きで、毎年毎年SDA王滝に参戦してらっしゃる。ちなみにみんな慣れ切ってて、気づいても誰も話しかけたりしないところが面白い。*4渡辺先生の大ファンは王滝100㎞に参加すべし。2時に起きて先頭に近いところに並ぶだけだぞ。なんなら抜きつ抜かれつ7時間一緒に走れる。公式ツーリングだ(謎)*5
「シャカリキ!」(曽田正人) ☆☆☆☆☆
「シャカリキ!」は競輪じゃない自転車ロードレースをはじめに日本に紹介したのではないだろうか。エースとアシスト、ヒルクライマーとスプリンター、ヨーロッパの美しい風景といつまでも続くグランツール。こういうものを日本で広く知らしめた大きな存在。自転車レース漫画の正統的フォーマットを作ったという点もポイント高い。現に、主人公が熱血ヒルクライマーだったり、ライバルがスカした金持ちオールラウンダーだったりといったキャラ付けは、きっちり弱虫ペダルへ受け継がれている。
主人公のテルが骨折してリハビリに励むシーンがあるのだが、ここ読むだけで号泣してしまう。「スラムダンク」8巻*6より泣ける。自転車で怪我をした人はみんなリハビリの間読むべき。なんならすべての整形外科はリハビリセンターに読めるように置いておくべし。
曽田正人は熱量の多い漫画を量産しており、「め組の大吾」「昴」も傑作。ら、ラップ漫画?そんなのありましたっけ?w
「のりりん」(鬼頭莫宏)☆☆☆☆
アラサー男性が自転車屋さんに勧められてロードバイクに乗り出して、嫌々言いながらもロードバイクのスピード感とかいいなぁとなっていく感じがリアル。
この漫画のキモは「30越えたら男は自転車」のセリフ。これが全て。若いころは身体拡張感覚が欲しくて外部出力の乗り物(車やバイク)に乗ることにハマるんだけど、大人になると自己の身体感覚の延長線上にあるスポーツ(自転車やサーフィン)に移行していきがちなんだよね。この辺を上手く言語化したなぁと。あとマニアックな機材ネタが凄い。作者ほんと好きなんだろうな。なんとなく最後が尻切れトンボっぽい感じなので、打ち切りだった?
惜しむらくは画にスピード感が全くないところなんだが、レース漫画ではないからそれはそれで良いのかもしれない。
鬼頭莫宏のくせに人が死なない貴重な漫画。というか「のりりん」で作者を知った人は他のを読まない方が良い。「なるたる」とかほんともう(語彙力)
やっぱり打ち切りだった模様。2話目はよ
kuragebunch.com
「ろんぐらいだぁす」(三宅大志)☆☆☆
”おじさんが楽しむ趣味を女子高生がやる漫画はヒットする”法則というのがあって。これは完全にそれ。「ゆるキャン△」「放課後堤防日誌」もそれだよね。おじさんがキャッキャウフフしてる漫画なんて見目が悪いので、女子高生に仮託するわけです。なんつーかすごくあざといんだけど、きっちりツボを突いてて面白がっちゃう自分が憎いw
トレーニングやりすぎると燃え尽きてしまうことってあるけど、こういうのを箸休めに読むと、「おっ、トレーニングは置いといて週末オギノパンライドでもしようかな」といい意味で気分転換になる。
「サイクル。」(レンゴク)☆☆☆☆
元々はweb漫画。自転車あるあるが多くてほっこり。女子は出てくるけど、「ろんぐらいだぁす」とは対照的に萌えみたいなものを強く押し付けてこないので読みやすい*7。自分がスポーツサイクルに乗り出したころ、ロードに乗ってる女性なんて浜に打ち上げられるリュウグウノツカイ並にレアだった。当然Raphaみたいなおしゃれウェアなんてのもなかったし。こうやっていい意味で普通の自転車漫画が受け入れられるのはマーケットが成熟している証拠なんだと思う。
絵的にもすごく良くて。他の漫画だと、バイクに乗るシーンでバイクと人のバランスが崩れる(バイクが大きすぎたり逆に小さすぎたり)ことが良くあるのだけれど、「サイクル。」はパーフェクト。ただ、サドルの高さやライダーの頭身が日本人離れしすぎてるけどw
「ツール・ド・アンダーワールド」(なかざき冬 楠風夏)☆☆☆
同じくweb漫画の「ツール・ド・アンダーワールド」。深夜の東京を舞台に行われる闇レースに巻き込まれてしまった主人公は...みたいな。自転車×バトルロワイアルもの。エースとアシスト、みたいな自転車レース漫画のフォーマットは守りつつも、買収や脅迫めいたことがあるところが荒唐無稽で男塾っぽさがある。ボリュームが物足りないので30P前後の読み切りにしてジャンプラあたりでやってくれないかな。
作者が意図しているところではないのだろうけど、「参加者で金を出し合って賞金総取り」という設定が、日本の自転車コンペティションシーンを皮肉っている格好で考えさせられる。俺たちもそれをやればウハウハだな(賭博開帳図利罪で逮捕ですw)
*8
sp.comics.mecha.cc
東京の緊急事態宣言もあとちょっと!あともう少しステイホーム!
いや、正確にはワクチンが終わるまでなのかもしれんけど、それはともかくステイホーム!
FM936のトレイル/パーク向け改修
2020年始に組んだFM936。王滝用に組んだはずなのにまだ王滝で使えてない...。
今年の春王滝は日程的にGrinduroと重なっているので、出来ればそっちを優先したい。となると、FM936の当面の活動場面はXCではなく、トレイルやMTBパークが中心になりそう。多少重くなっても良いので、現状のXC用途から下り寄りに改修しよう。近代化だ(?)
ていうか、Grinduroやるの???
今までのアッセンブルはこんな感じ。
トップチューブバッグや低めのハンドルなんかがマラソン仕様!という感じ。ルックス黒メインで地味だし、もう少し派手にしよう。ダウンカントリー系はパーツ変更でいろんな方向にいじれて楽しい。
というわけでこんな感じに改修。
フレーム:Carbonda FM936 M
フォーク:SR Suntour Axon34 Boost 120mm
Rユニット:SR Suntour Edge Trunnion Remote
コンポーネント:シマスラ適当ミックス
ホイール:シマノXT×中華カーボン手組
タイヤ:Continentlal X-king Protection 2.3
ハンドル:Renthal Fatbar W760mm、ライズ40mm
ドロッパー:Giant Contact SL 125mm
サドル:SDG ベルエア Crmo カモフラ
ペダル:シマノXT(PD-M8040 S/M)
パワメ:Xcadey Xpower S シマノマウント
ボトルケージ:Bontrager バットケージ
その他:Topeak ニンジャポーチマウンテン(旧)
重量:込み込み13kgちょい。
ハイライズのハンドルバーとカモ柄のサドルが派手で良い感じ!こういうのは自己満足の世界なので、本人が良ければ問題なしw
せっかくなんでついでに各部の写真を。
ちなみに。
年を追うごとにアグレッシブになってる...。
なお、フレームは変わってもパーツは流用しているので、自分の中ではバイクを買い換えてはいないという認識ですw
ja.wikipedia.org
【関連リンク】
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